米国の共和党上院議員ミッチ・マコネル氏は、2026年8月6日にリハビリテーション施設を退院し、自宅での療養を継続すると発表しました。同氏は6月中旬の自宅での転倒事故による負傷と肺炎の治療のため、約2ヶ月間にわたり上院を欠席していました。
退院の発表と今後の療養計画
マコネル議員の事務所が8月6日に発表した声明では、本人の言葉として自宅でのリハビリ継続と議会業務への復帰に向けた姿勢が伝えられました。同氏は声明の中で医療スタッフへの感謝を述べています。
McConnell氏は声明の中で、本日リハビリテーションセンターを退院し、自宅で回復に努めること、また、友人や同僚、ケンタッキー州の人々からの多くのねぎらいと支援、そして優れた医師、看護師、療法士、病院スタッフによる細やかなケアに、妻のElaine氏と共に感謝していると述べました。
マコネル議員はさらに、「On the advice of my doctors, I’ll maintain an intensive regimen of physical therapy from home during the state work period, and I’ll continue to engage with my staff and colleagues on important Senate business」と述べ、医師の助言のもとで自宅での集中的な理学療法を維持しながら、スタッフや同僚議員らと重要な上院業務について協議し続ける意向を示しています。
長期にわたる欠席と医療経過
マコネル議員は6月14日に自宅で転倒した後に病院へ搬送され、その後肺炎も併発したことで長期間にわたり公の場から姿を消していました。米国上院を長年率いてきた有力議員の長期欠席や、健康状態に関する情報の開示姿勢に対しては、一部の民主党議員や批評家から詳細な説明や透明性を求める声が上がっていました。

入院から約1ヶ月が経過した7月12日の声明で、転倒による入院であったことが明かされましたが、それまでの間は同氏の健康状態や復帰時期を巡って様々な憶測が飛び交う状況が続いていました。
議会への影響と今後の見通し
今回の退院発表が行われた時点でも、マコネル議員がいつ上院に正式復帰するのかについての具体的なスケジュールやタイムラインは示されていません。同氏のオフィスや広報担当者からも、ワシントンD.C.とケンタッキー州のどちらの自宅で療養を続けるかについては明らかにされていません。

上院が間もなく5週間の休会期間(リセス)に入るタイミングと重なった中、マコネル議員の不在は共和党の限られた議席数における運営にも影響を与えています。例えば、農業委員会におけるマークアップでは「プロキシ投票(代理投票)」を行ったものの、本会議場での法案可決に向けた数には数えられないため、検討されていたファームビル(農業法案)などの重要案件の審議が停滞する要因となりました。
また、ドナルド・トランプ前大統領の元私的弁護士であり司法長官候補となっているトッド・ブランシュ氏の承認採決など、緊密な議会運営が求められる重要アジェンダも控えており、マコネル議員の不在は共和党の緊密な多数派パスをさらに狭める形となっています。