日本初の女性首相である高市早苗首相は、国会審議において、家事や身支度が自身の多忙なスケジュールをさらに圧迫しており、男性の歴代首相と比較して1日3〜4時間を余分に費やしていると述べ、ジェンダー役割や労働文化をめぐる議論を呼んでいる。
国会審議での高市首相の発言と一日の負担
日本初の女性首相である高市早苗首相は、国会審議において、家事や身支度が自身の負担を増していると説明した。水曜日の国会答弁において、高市首相は「朝には入浴をし、朝食の用意をして食器を洗い、言うまでもなく化粧を施します」と述べ、「こうしたことを行うことで、男性の首相と比べて3、4時間は余分に時間を費やしているように感じます」と語った。
高市早苗首相は「朝には入浴をし、朝食の用意をして食器を洗い、言うまでもなく化粧を施します」と述べた。
2025年10月に自由民主党の党首に選出され、その後に日本初の女性首相に就任した高市氏は、自身を仕事中毒であると公言しており、睡眠時間が夜間に2時間から4時間程度であることを明かしたことがある。また、前年には午前3時にスタッフを官邸に呼び出して会議を開いたことで、職員の労働条件を巡る懸念や反発を引き起こしたこともあった。その折には、従業員の健康を最優先すると釈明した。

日本の硬直したジェンダー規範と家事負担の現実
首相の発言は、日本国内で根強く残るジェンダー役割分担の議論に直結した。共働き世帯が増加する一方で、家庭内の無償労働の大部分はいまだに女性が担っている現状がある。とりわけ、若い子育て世代の間でその負担は顕著であり、日々の育児や介護に追われる女性たちの実態が浮き彫りとなっている。
総務省統計局が実施した2021年の社会生活基本調査によると、家事や育児、買い物などの関連活動に女性は1日平均3時間24分を費やしているのに対し、男性は51分にとどまる。また、内閣府のデータでは、6歳未満の子どもを持つ共働き世帯のうち、妻が家事関連時間の77.4パーセントを占めている。なお、インター・パーラメンタリー・ユニオン(IPU)の記録によれば、2026年2月の衆議院選挙において女性議員は465議席のうち68議席の獲得にとどまり、下院全体の14.6パーセントを占めるに過ぎない。

過密な国会日程と長時間労働をめぐる対立する見解
首相の時間管理をめぐる議論の背景には、日本の首相が直面する国会拘束時間がある。日本維新の会の藤田文武議員は、国会審議における首相の出席日数が国際基準に比べて多い点を水曜日の国会質疑で指摘した。
政治シンクタンク「NXJIリサーチ」の報告書を引用し、2022年において日本の首相が国会セッションに出席した日数は72日に及ぶが、イギリス首相の50日やドイツ首相の13日を大きく上回っていると論じた。この長時間の拘束を緩和するため、公式公邸に料理人や家事スタッフを配置し、最高指導者が公務に集中して十分な睡眠を取れる環境を整えるべきだという提案も示された。
深夜に及ぶ文書の読み込みと国家ビジョン策定の苦悩
2026年7月のソーシャルメディアへの投稿では、わずか5時間の睡眠の後にリフレッシュして業務に再挑戦している旨を語る一方で、次のように吐露している。
高市早苗首相は「深夜に自宅へ持ち帰った山のような書類を読むのは確かに楽しいですが、この国の将来の方向性やそれに対する私の壮大なビジョンについて、腰を据えて頭をクリアにしながら考える時間を捻出するのは私にとって困難です」と述べた。