米中間選挙の直後にも、米国とイスラエルがイランに対する軍事攻撃を再開する可能性が浮上している。国防総省やイスラエル軍が新たな作戦計画の策定を進める一方、ホワイトハウスは選挙前の軍事行動を否定し、緊張が高まっている。
ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官(White House Principal Deputy Press Secretary Anna Kelly)は声明において、「米国はいかなる時期であれ、中間選挙の前にイランを攻撃することはない」と明言している。
軍事的な集結とホワイトハウスの立場
ドロップ・サイトの報道によれば、米国中央軍(CENTCOM)は大規模な戦闘再開へ向けて準備を進めており、空母「USS セオドア・ルーズベルト」が中東へ向けて移動している。.
米国防総省および米軍関係者によれば、共同攻撃の計画はすでに策定されており、イスラエル側の情報筋も米国の選挙後に作戦が実行される可能性が極めて高いとの見方を示している。
ドナルド・トランプ米国大統領はフォックス・ニュースのインタビューにて、「私には下すべき決断がある。非常に簡単に実行できるトドメを刺すのか、それとも取引に応じるのか。それが決断だ」と述べた。
イスラエルの思惑とイランの警戒感
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランからの差し迫った危機を強調し、イスラエル国防軍(IDF)、モサド、その他の安全保障機関に対して体制転換に向けた準備を指示した。イスラエル政府は、外交的な合意よりもイラン政権の打倒を最優先の目標に掲げている。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相はイスラエル国防軍(IDF)の陣地にて、「IDFは防御と攻撃の両面において準備を整えている。我々の敵に警告する。あなた方は想像を絶するほど、釣り合わない強力な打撃を受けることになる」と述べた。
こうした中、アルジャジーラが伝えるイラン国内の市民からは、空爆の再開に対する恐怖と疲弊の声が上がっている。.
戦略的な選択肢と専門家の分析
カーネギー国際平和基金のイラン専門家であるカリ・サジャドプール氏らは、オンライン上のパネルディスカッションにおいて、イランと西アジア情勢の将来について分析を行った。専門家らは、米国とイスラエルによるさらなる軍事行動がイランの指導部を追い詰める一方で、地域全体の紛争を激化させる危険性を指摘している。

カーネギー国際平和基金のイラン専門家であるカリ・サジャドプールは、「トランプ大統領が自分自身の成し遂げようとしていることについて、頭の中で明確なビジョンを持っているとは正直思わない」と述べた。
他方で、ファウンデーション・フォー・デモフラシーズのイラン専門家であるベーナム・ベン・タレブル氏は、デイリー・ビーストの取材に対し、ホルムズ海峡の海上封鎖は米国側に一定の優位性をもたらしており、イランの核・ミサイル計画の再建を遅らせる効果があると指摘している。
核施設の監視と今後の見通し
エルサレム・ポストによると、米当局は地下にある核施設の動向を引き続き監視している。.