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チャールズ国王、バハマで奴隷貿易をめぐる「過去の苦しみ」に言及

カリブ海のバハマに到着したチャールズ国王は10月27日、奴隷貿易の歴史における「過去の大きな苦しみ」に言及しました。

チャールズ国王、バハマで奴隷貿易をめぐる「過去の苦しみ」に言及

カリブ海のバハマに到着したチャールズ国王は10月27日、奴隷貿易の歴史における「過去の大きな苦しみ」に言及しました。英国王室の植民地支配や奴隷制への責任をめぐり謝罪と賠償を求める声が強まる中、9日間のカリブ海歴訪が始まりました。

バハマでの歓迎式典と「過去の大きな苦しみ」への言及

チャールズ国王は10月27日、9日間の日程でバハマに降り立ちました。首都ナッソーのクリフォード・パークでは、1973年に同国が英国からの独立を達成した歴史的な式典の舞台となった場所で、若者向けのラリーや伝統的な文化行事に出席しました。

現地に到着した国王は、バハマの警察および防衛軍による栄誉礼を受けました。青年集会での演説では、「今日のバハマ文化の最も素晴らしいもののいくつか、最も喜びに満ち、最も希望に満ち、最も輝かしいものは、暗闇の中から生まれました」とチャールズ国王はAFPに語りました。

さらに国王は、歴史的な不正義について直接的に触れました。

チャールズ国王はWRALに対し、「私たちが現在における成功を喜び、未来のための新たな機会を築くのと同時に、これらの島々およびその先における過去の大きな苦しみと不正義を私たちが認めることは、まさしく当然のことです」と述べました。

独立記念の地として知られる現地では、抗議者たちが 私たちが支払われるべきものを支払え と書かれたプラカードを掲げて集まりました。バハマでは、共和制への移行をめぐる議論も続いており、過去の世論調査では共和制への支持が過半数を占める一方で、英国王室を元首にとどめることを望む声も一定数存在しています。

英国王室と大西洋奴隷貿易の歴史的つながり

その後も、国王の先祖やジェームズ2世となるヨーク公らが、西アフリカ沿岸での独占的な貿易権を持つ王立アフリカ会社に出資していました。大英帝国の庇護のもと、何百万人ものアフリカ人が強制連行され、カリブ海や北米のプランテーションで過酷な労働を強いられました。

チャールズ国王、バハマで奴隷貿易をめぐる「過去の苦しみ」に言及
写真:AFP.com

カリブ海諸国からの要求と謝罪をめぐる議論

ガイアナのモハメド・イルファン・アライ大統領は、ITVニュースのインタビューに対し、国王が過去に奴隷制を「最も暗い日々」と表現したことについて「最初のステップに過ぎない」と述べました。その上でアライ大統領は、地域を搾取し、生活を破壊し、低開発を生み出した旧帝国に対して「今や、謝罪へと進むことが次の段階です」とITVニュースに語り、次の段階として正式な謝罪を求めています。

一方で、英国政府の立場は慎重です。憲法上の制約により、国王は内閣の助言に従って行動するため、英政府の承認がないまま単独で公式な謝罪を行うことはできません。英国の財政が社会保障費の圧迫や生活費の高騰に苦しむ中、巨額の金銭的賠償に応じることには国内からも根強い反対や消極論が存在しています。

今後の日程とアンティグアでの首脳会議

チャールズ国王の9日間の日程には、バハマに続いてガイアナへの単独公式訪問が含まれています。ガイアナでは、アライ大統領や先住民アメリディアンの指導者らと会談する予定です。

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英連邦首脳会議では、気候変動や環境問題に加え、奴隷制の歴史的遺産と賠償問題が主要な議題の一つとして取り上げられる見通しです。バハマでの気候演説で国王が指摘したように、海抜の低い島国が直面する地球温暖化の脅威とともに、過去の清算をめぐる外交的な駆け引きが今後も続きます。

執筆者について: nipponese

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