ローマのジェメッリ病院に入院中の教皇レオ14世は、火曜日に肺の腫瘍摘出手術を受け、バチカンは教皇が「落ち着いた夜を過ごした」と発表しました。71歳の教皇は現在回復期に入っており、10月20日までの公務はすべてキャンセルされています。.
教皇レオ14世の術後経過と病院での対応
71歳の教皇レオ14世は、10月13日に行われた90分間の肺腫瘍摘出手術を経て、現在ジェメッリ病院の10階に入院しています。バチカンは術後の教皇について 落ち着いた夜を過ごした
と報告し、手術から目覚めた際も 正常に目覚めた
と明かしました。なお、摘出された腫瘍は悪性であり、現在はがんの転移がないかを確認するための検査結果を待っている段階です。
ローマのポリクリニコ・ウンベルト1世病院で胸部外科部長を務めるフェデリコ・ヴェヌータ教授は、術後の回復プロセスについて、患者は直ちに離床すべきだと指摘しています。同教授は 一般的に、この種の手術を受けた患者は初日から動かされます。レントゲン検査を受け、軽い朝食を摂り、すぐに理学療法を開始します。ベッドから早く出るほど良いのです
と解説しました。

教会が直面する不確実性と今後の公務
2025年5月8日の選出以来、初めての入院となった教皇の病状は、カトリック教会に動揺をもたらしています。長年バチカンを取材してきたマルコ・ポリチ氏は、教皇の選出時には誰もが長期の教皇職を予測していたと述べた上で、教会は今、不確実な状態にある と語りました。
オランダの新聞『Nederlands Dagblad』の神学者ヘンドロ・ムンステルマン氏は、教皇のイメージが変化しつつあると指摘します。同氏は 私たちは若く活動的でスポーツマンな教皇を戴いてきましたが、今や教皇にも脆弱性があることが分かり、そのイメージは変わるでしょう
と述べ、今回の事態が人事などの重要事項の決定を早める可能性があると分析しています。また、イタリアの日刊紙『ラ・レプッブリカ』も、教皇職が不確実な局面に入ったと報じました。

教皇の健康状態を巡っては、アメリカ肺協会の医療スポークスマンであるフアニータ・モラ氏が、早期発見の重要性を強調しています。同氏は 早期に発見されれば非常に良好な予後が期待でき、レオ教皇に対してもそれを祈っています
と述べました。
キャンセルされた謁見と今後の日程
教皇の入院に伴い、10月20日までのすべての謁見が取り消されました。水曜日にサン・ピエトロ広場で予定されていた重要なミサは、枢機卿団の首席であるルイス・アントニオ・タグレ枢機卿が執り行うことになっています。また、教皇がかつて20年間宣教師として働いたウルグアイ、アルゼンチン、ペルーへの来月の訪問計画についても、実施の可否に疑問が投げかけられています。
病院の外では、学生のキアラ・ルヴォロさんが 病院は教皇の回復のために全力を尽くしており、彼がすぐに良くなることを願っています
と語り、信者たちが教皇の健康を祈る姿も見られました。