10月10日に開催された「第23回こうのす花火大会」で、ブルーインパルスの展示飛行を待っていた観客が、直前に上空を飛んだ鳥の群れを本番の機体と勘違いする事態が発生しました。SNS上で写真家が投稿したこの出来事は、137.8万回以上表示されるなど大きな話題となっています。
ブルーインパルスと鳥を見間違えた写真家の投稿
埼玉県内を拠点に撮影活動を行っている写真家のざわわさん(@zawawa_saitama)は、自身のXアカウントで2枚の写真を公開しました。1枚目は本物のブルーインパルス、もう1枚は展示飛行直前に飛来した6羽の鳥を捉えたものです。maidonanews.jpの取材に対し、ざわわさんは16時の開始予定時刻に合わせて友人と待機していた際、遠くに小さく飛ぶ6つの影が見えたため「ついに来たか!」と望遠レンズで撮影したと当時の状況を語りました。編隊を組んで飛ぶ鳥の姿は、ブルーインパルスの到着を待ちわびる多くの観客の目を欺くには十分な光景だったようです。
会場を包んだ「勘違い」の連鎖
この投稿にはSNSユーザーから多くの反響が寄せられています。「6羽いる!これは間違えますね」「私は鳥だと思っていたらブルーインパルスでした」といった共感の声のほか、「爆撃してくる可能性があるのは鳥の方だったり」といったジョークも投稿されました。ざわわさんによると、会場にいた観客の中にも同様に見間違えた人が多く、中には鳥とブルーインパルスを同じフレーム内に収めていた人もいたといいます。自身の体験を通じて、ざわわさんは「ブルーインパルスの編隊飛行がいかに鳥の飛び方を再現しているのかが分かった」と振り返りました。
交通規制で混雑した鴻巣市の会場周辺
今回の花火大会とブルーインパルスの飛行に伴い、鴻巣市内では大規模な交通規制が実施されました。トラベル Watchによると、会場となる糠田運動場や荒川河川敷、吉見有料駐車場の周辺道路では朝7時から車両通行止めが開始され、13時以降はJR鴻巣駅西口周辺へも規制範囲が拡大されました。実行委員会は当日の激しい混雑を予想し、14時までの会場到着や、車での来場者に対しては13時までの駐車場入庫を強く呼びかけていました。また、市内の乗合タクシーやコミュニティバスにも運行短縮や運休といった影響が出ています。
記念大会に集まった観衆と今後の注目
第23回目となる今回は、鴻巣市商工会青年部の60周年を記念した開催となりました。16時からのブルーインパルス展示飛行に続き、17時30分からは花火の打ち上げがスタートし、3分間の尺玉連発数でギネス世界記録への挑戦が行われるなど、多くの観客が詰めかけました。JR鴻巣駅では帰宅時の混雑緩和のため、東口に上り専用の臨時改札が設置されるなどの対応が取られました。写真家のざわわさんは、今後もXを通じて埼玉県の全市町村をめぐり、各地の魅力を発信していく予定です。地域イベントにおけるこうした一幕が、今後どのような形で記録・共有されていくのか、SNSを通じた情報拡散のあり方にも注目が集まります。
