ナ・リーグ優勝決定シリーズで2連敗中のドジャース・大谷翔平投手は、14日(日本時間15日)の第3戦でも先発メンバーに入ることが決定した。打撃不振でベンチスタートの可能性も報じられていたが、13日(同14日)のデーブ・ロバーツ監督との話し合いを経て先発出場が確定した。.
ロバーツ監督が語る大谷の先発起用と信頼
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、第3戦に向けた調整中に大谷と直接話し合いの場を持った。指揮官は取材に対し「彼は試合に出られるだけの状態にあると強く主張した」と明かし、大谷が先発出場を志願したことを示唆した。打順については2番から6番の間で検討していると説明し、「彼が打線にいる方が強い」と、チームの勝利のために大谷の存在が不可欠であるという信頼を強調した。大谷は現在、ポストシーズンで20打数3安打、打率・150と本来の打撃から遠ざかっているが、監督は「何かをつかみかけている」と復調への期待を寄せている。
「実力だから」不振の原因を真正面から語る
自己ワーストとなる110打席連続無本塁打という苦境にある大谷は、記者会見で自身の不振について言及した。一部で懸念されていた故障の影響について問われると、「症状で打てないということもない。全て実力の範囲内」と断言。今季悩まされた左膝や右上腕二頭筋の炎症についても、現在は改善していると強調した。また、不振の理由を「なぜと言われると“実力だから”と言うしかない」と語り、言い訳をすることなく現状と向き合う姿勢を見せた。長期にわたって痛みを抱えてプレーしていた影響から、打撃動作に癖が出てしまっている可能性についても言及している。
ブルペン捕手からの思わぬ「日本流」エール
練習前には、チーム内で意外な形での激励があった。日本語を学んでいるというハムレット・マルテ・ブルペン捕手が大谷のもとに歩み寄り、日本ハム時代の大谷の応援歌の歌詞を記した自筆のメモを掲げて熱唱した。この予期せぬ応援に、大谷はウィル・アイアトン通訳とともに大爆笑。張り詰めた空気が漂うポストシーズンの調整現場で、束の間の和やかな場面となった。その後、大谷は屋外でのフリー打撃で15スイングを行い、右中間席中段へ推定130メートル弾を放つなど、計2本の柵越えで打撃感覚を確かめた。
仲間からの信頼に応えるための再出発
大谷の不振は、チームメートからも注視されている。前日の試合後には、ベテランのムーキー・ベッツが気にかけるコメントを残していた。この声は本人にも届いており、大谷は「信じてくれる人のために頑張りたい。勝つことに集中したい」と、チームの勝利に貢献することへの強い意欲を示した。打撃において最も重要視する「構え」の修正など、試行錯誤を繰り返しながら、大谷は第3戦の打席に立つ。

- 14日(日本時間15日):ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦
- ポストシーズン成績:20打数3安打(打率・150)
- 直近の記録:8月18日を最後に110打席連続本塁打なし
連敗阻止へ向けた第3戦の行方
ドジャースは本拠地で2連敗を喫しており、第3戦はシリーズの行方を左右する重要な一戦となる。大谷は4日連続で屋外フリー打撃を行うなど、不振脱却に向けた調整を続けてきた。指揮官の信頼に応え、再び打線の中軸として本来の長打力を発揮できるか。大谷が打席でどのような修正を見せるのか、そしてチームを勝利へ導く一打を放てるのか、第3戦のパフォーマンスに注目が集まる。