東京・吉原の老舗高級ソープランド「ルーブル」を刑事告発したとSNSで主張し話題となっていた30歳の女性が、別の性風俗店から現金を脅し取ったなどとして、警視庁に恐喝および恐喝未遂の疑いで逮捕された。 Yahoo!ニュースなどが報じた。
吉原の老舗ソープランド摘発とSNSでの告発劇
2026年6月24日、警視庁保安課は東京・吉原の老舗高級ソープランド「ルーブル」の経営者ら5人を売春防止法違反(場所の提供)の疑いで逮捕したと発表した。女性従業員が不特定の客と売春することを知りながら個室を提供していた疑いで、1983年から続く同店は摘発後に閉店した。この事件をめぐり、X(旧Twitter)上で「しま(元・琴音)」と名乗るアカウントが自ら刑事告発したと投稿した。 Yahoo!ニュースによれば、中村靖菜容疑者(30)は同店で不当に解雇されたとして告発に踏み切り、「悪を成敗した気分です」などと投稿していたという。

風俗業界で出回った注意喚起と面接での動き
事件後、風俗業界の関係者の間では、中村容疑者に関する注意喚起のLINEが出回っていた。集英社オンラインの報道によると、あちこちのソープランドの面接に行っては売春に関して警察に通報するなどと話し、店に難癖をつけてくる人物がいるとして警戒が呼びかけられていた。8月に中村容疑者の面接を行ったという店舗の関係者は、個室待機や良い部屋の環境を希望していたと証言しており、都内だけでなく地方の店舗にも出没しているという噂が広がっていた。
別の性風俗店「A」での恐喝および恐喝未遂の容疑
中村容疑者は吉原の別店舗「A」の関係者から現金を脅し取った疑いが持たれており、10月20日に警視庁によって恐喝と恐喝未遂の疑いで逮捕された。集英社オンラインの取材によれば、中村容疑者は同店で2日間勤務した後に退店したものの、その後復帰を断られたことをきっかけにトラブルに発展した。往復のタクシー代として1万5000円を受け取ったほか、警察に行くなどと店内に居座り、店長らから計7万5000円を引き出したとされる。さらに、店側に対して「口座を教えるので100万円を振り込んでください」と要求し、最終的には150万円に増額されたほか、LINEでは「オマエの生死に興味ないから」と桁違いの金額を要求するやり取りもあったという。中村容疑者は容疑を否認している。
千束4丁目の土地利用に関する主張と今後の捜査
中村容疑者は10月2日、吉原が位置する台東区千束4丁目について「日本の悪しき風習を壊滅させて」児童福祉施設や学校などを建設すべきだとSNSで主張していた。自身の受けた不当解雇やパワハラをめぐり、500万円程度の損害賠償請求訴訟を検討しているとも明かしていたが、自らが恐喝容疑で逮捕される事態となった。警察は一連の金銭要求や恐喝の経緯についてさらに詳しく調べている。