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元クリニック院長から性被害を受けた女性の不起訴を巡り横浜地検が再捜査

横浜市で暮らすあやさん(仮名)は、自身の通うメンタルクリニックの院長が患者へのわいせつ容疑で逮捕されたニュースを知り、自らも漢方薬の処方を口実に下半身を触られた被害を警察に届け出たが、横浜地検は不起訴処分を下し、その後の検察審査会による不起訴不当の議決を経て、事件は新たな展開を迎えている、とYahoo!ニュースが報じた。. 信頼していた精神科医による突然の犯行 あやさんがパニック障害の治療目的でそのクリニックに通い始めたのは事件の数年前だった。当時の院長だった医師は口コミの評判も高く、丁寧に診察してくれるという印象をあたえていた。あやさんは医師を信頼し、家族や友人にも言えない悩みを打ち明けていた。しかし、2022年7月に事態は急変する。「いらいらするならいい薬がある」と漢方薬の服用を勧められ、さらに「触診の必要があります」と告げられて下半身を触られたという。当時、要介護状態の母親や異性の父親には相談できず、医療行為との区別もつかないまま、あやさんはひとりで疑問と不安を抱え込んでいた。 写真:dメニューニュース 逮捕後の被害相談の殺到と否認への転換 2023年5月、逮捕のニュースに接したあやさんは「私と同じだ」と衝撃を受け、被害を警察に届け出た。dメニューニュースによると、当時の逮捕容疑は準強制わいせつで、女性患者に薬の処方に必要な触診と偽って下半身を触ったという。捜査関係者によると、医師は逮捕当時容疑を認めており、「背徳感やスリルを感じることでストレスを発散させていた」と動機を説明していた。しかし、6月に別の患者に対する準強制わいせつ未遂容疑で再逮捕されると、医師は「記憶があやふやなので、弁護士と相談して話す」と供述を翻した。この時点で、クリニックに通院していた十数人から被害相談が寄せられていた。 検察の不起訴処分と横浜地検での面会 警察から「被害届を出しても裁判にならないかもしれない。それでも出すか」と問われながらも、あやさんは2023年年末に被害届を提出し事情聴取を受けた。しかし、2024年10月、横浜地検はあやさんの被害について「不起訴」という結論を出した。翌月、あやさんと水口弁護士が横浜地検を訪れ担当検察官に理由を尋ねると、「証拠不十分です。被疑者はあなたの件は否認している。示談金目当てだと言っています」と告げられた。あやさんは示談金を求めたことも提案されたことも一度もなく、「まるで私の方が犯罪者みたい」と怒りと涙をにじませた。医師は最終的にあやさん以外の被害者8人に対する罪に問われ、横浜地裁判所は2025年2月に懲役4年の実刑判決を言い渡し、判決は確定している。 検察審査会による不起訴不当の議決と再捜査 司法判断が下された後も、あやさんの被害が認められない状態は続いた。納得がいかないあやさんは、2025年11月に検察審査会に審査を申し立てた。3カ月後の2026年2月、横浜第1検察審査会は検察に追加捜査を求める「不起訴不当」と議決した。「被害者の供述には、報道内容からは分からない情報が含まれている。実際に被害を体験している可能性が高いのではないか」と指摘したことを受け、横浜地検は再捜査を始めている。元検事の亀井正貴弁護士は、第三者への相談がないケースの立件の難しさを指摘しつつ、「ハードルは高いが、一人一人の被害者に人生がある。克服すべき課題だ」と述べている。あやさんは現在も、真実の解明と謝罪を求めて声を上げ続けている。

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横浜市で暮らすあやさん(仮名)は、自身の通うメンタルクリニックの院長が患者へのわいせつ容疑で逮捕されたニュースを知り、自らも漢方薬の処方を口実に下半身を触られた被害を警察に届け出たが、横浜地検は不起訴処分を下し、その後の検察審査会による不起訴不当の議決を経て、事件は新たな展開を迎えている、とYahoo!ニュースが報じた。.

信頼していた精神科医による突然の犯行

あやさんがパニック障害の治療目的でそのクリニックに通い始めたのは事件の数年前だった。当時の院長だった医師は口コミの評判も高く、丁寧に診察してくれるという印象をあたえていた。あやさんは医師を信頼し、家族や友人にも言えない悩みを打ち明けていた。しかし、2022年7月に事態は急変する。「いらいらするならいい薬がある」と漢方薬の服用を勧められ、さらに「触診の必要があります」と告げられて下半身を触られたという。当時、要介護状態の母親や異性の父親には相談できず、医療行為との区別もつかないまま、あやさんはひとりで疑問と不安を抱え込んでいた。

元クリニック院長から性被害を受けた女性の不起訴を巡り横浜地検が再捜査
写真:dメニューニュース

逮捕後の被害相談の殺到と否認への転換

2023年5月、逮捕のニュースに接したあやさんは「私と同じだ」と衝撃を受け、被害を警察に届け出た。dメニューニュースによると、当時の逮捕容疑は準強制わいせつで、女性患者に薬の処方に必要な触診と偽って下半身を触ったという。捜査関係者によると、医師は逮捕当時容疑を認めており、「背徳感やスリルを感じることでストレスを発散させていた」と動機を説明していた。しかし、6月に別の患者に対する準強制わいせつ未遂容疑で再逮捕されると、医師は「記憶があやふやなので、弁護士と相談して話す」と供述を翻した。この時点で、クリニックに通院していた十数人から被害相談が寄せられていた。

検察の不起訴処分と横浜地検での面会

警察から「被害届を出しても裁判にならないかもしれない。それでも出すか」と問われながらも、あやさんは2023年年末に被害届を提出し事情聴取を受けた。しかし、2024年10月、横浜地検はあやさんの被害について「不起訴」という結論を出した。翌月、あやさんと水口弁護士が横浜地検を訪れ担当検察官に理由を尋ねると、「証拠不十分です。被疑者はあなたの件は否認している。示談金目当てだと言っています」と告げられた。あやさんは示談金を求めたことも提案されたことも一度もなく、「まるで私の方が犯罪者みたい」と怒りと涙をにじませた。医師は最終的にあやさん以外の被害者8人に対する罪に問われ、横浜地裁判所は2025年2月に懲役4年の実刑判決を言い渡し、判決は確定している。

検察審査会による不起訴不当の議決と再捜査

司法判断が下された後も、あやさんの被害が認められない状態は続いた。納得がいかないあやさんは、2025年11月に検察審査会に審査を申し立てた。3カ月後の2026年2月、横浜第1検察審査会は検察に追加捜査を求める「不起訴不当」と議決した。「被害者の供述には、報道内容からは分からない情報が含まれている。実際に被害を体験している可能性が高いのではないか」と指摘したことを受け、横浜地検は再捜査を始めている。元検事の亀井正貴弁護士は、第三者への相談がないケースの立件の難しさを指摘しつつ、「ハードルは高いが、一人一人の被害者に人生がある。克服すべき課題だ」と述べている。あやさんは現在も、真実の解明と謝罪を求めて声を上げ続けている。

執筆者について: nipponese

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