木曜日の夜、バークレイズ・センターで行われたブルックリン・ネッツとのプレシーズンマッチで、フィラデルフィア・76ersの新戦力であるレブロン・ジェームズ選手がついにデビューを果たしました。NBAキャリア24年目を迎えた41歳のベテランフォワードにとって、ロサンゼルス・レイカーズを離れて76ersに加入して以来、初の公式戦の舞台となりました。試合会場では、ジェームズ選手がコートに入る際に大歓声が上がり、試合前には代名詞であるチョーク投げのパフォーマンスが披露されました。
レブロン・ジェームズが新ユニフォームで迎えたデビュー戦
この日は前半のみの18分間の出場にとどまりましたが、ジェームズ選手はフィールドゴール1本の試投のみで確実に決め、フリースロー8本をすべて成功させるなど、効率的なパフォーマンスを披露しました。試合後のコメントでジェームズ選手は、新ユニフォームに袖を通した感想を次のように語っています。
「まあ、少し違った感覚だったね。もちろん、単に新しいユニフォームを着ているというのもあるけど、試合は試合だ……それに、ここ2週間、練習で激しくやり合ってきた仲間たちと一緒に少しでもプレー時間を分かち合えてうれしかったよ」とレブロン・ジェームズは述べた。
最終的に10得点、5アシスト、4リバウンド、1スティールを記録し、チームのオフェンスを巧みにコントロールしました。

新体制の司令塔として機能したポイントフォワードの役割
ジェームズ選手は第1クォーターだけで5つのアシストを記録し、スター選手が集結した布陣の司令塔として機能しました。ニック・ナースヘッドコーチは、ジェームズ選手を従来のポイントガードではなく「オフェンス・クリエイター」として起用する方針を示しており、この試合でも卓越したパスセンスを発揮しました。
若手ガードのエッジコム選手は、ジェームズ選手と一緒にプレイすることについて次のように述べています。
エッジコム選手はこの試合で11得点をマークし、ジェル・ブラウン選手がチーム最多となる18得点を獲得しました。新しいスター選手たちが揃った布陣は、前半で58対56とリードを奪う原動力となりました。また、タイリース・マクシー選手は前半だけで10得点を挙げるなど、チームのスコアリングを引っ張って合計14得点をマークしました。
ミスからの課題を残しつつ見据えるコンビネーション構築
プレシーズンマッチということもあり、チーム全体の連係には改善の余地も残されました。試合を通じて76ersは多くのターンオーバーを重ねる場面が見られ、試合の主導権を握りきれない時間帯もありました。
「最初から本当に良いプレーがたくさん見られたと思うよ。バックカットや優れたパスなどがね……ただ、当然ながらボールを何度も失ってしまった時間帯もあったし、ちょっとした噛み合わない場面もあった。でも繰り返すが、まだプレシーズンだし、一緒にプレーするのはこれが初めてなんだからね」とニック・ナースは語った。
ジェームズ選手も、チームメイトたちが互いに成功するためのポジションを見つけ、より良い補完関係を築くにはまだ時間がかかると指摘しつつ、今回の試合が良い土台になると語りました。センターのジョエル・エンビード選手は多くのターンオーバーを記録するなど苦しい立ち上がりとなりましたが、怪我に悩まされた近年の状況からコートに復帰し、チームメイトと共にプレイしたこと自体が大きなポジティブ要素であるとナース監督は評価しています。チームは後半に逆転を許し、最終的に114対108でネッツに敗れたものの、新体制のコンビネーション構築に向けた貴重なデータを得る機会となりました。
10月20日のレギュラーシーズン開幕へ向けたチームの調整
76ersは今後、ボストン・セルティックスとのプレシーズンマッチ2試合を残しており、ジェームズ選手や新加入のブラウン選手らが調整を進めていく予定です。迎えるレギュラーシーズン初戦は10月20日、昨季王者のニューヨーク・バナーが掲げられるマディソン・スクエア・ガーデンでのニューヨーク・ニックス戦となります。