ラッパーのリック・ロス(本名:ウィリアム・レナード・ロバーツ2世)が、8月にマイアミビーチの自宅で交際相手を暴行し首を絞めた疑いで、10月1日に逮捕されました。同日、保釈金5,000ドルを支払い釈放されたロスは、自身の無実を主張しています。
マイアミビーチ警察による逮捕の経緯
50歳のラッパーであるリック・ロスは、10月1日早朝にマイアミビーチ警察へ自主的に出頭し、逮捕されました。警察の発表および逮捕状によると、ロスは8月28日にスターアイランドにある自身の邸宅で、当時交際していた女性に対して暴行を働いた疑いが持たれています。容疑は、加重暴行(首絞め)の重罪と、暴行の軽罪です。彼は午前6時10分にターナー・ギルフォード・ナイト矯正センターへ収容されました。
被害を訴えた女性は9月29日に警察へ通報しました。マイアミビーチ警察の広報官クリストファー・ベス氏は、捜査当局が被害者の供述調書、負傷箇所を記録したタイムスタンプ付きの写真、および現場の監視カメラ映像を入手したことを明らかにしました。これらの証拠により、逮捕に向けた十分な正当な理由が確立されたと説明しています。
逮捕状に記載された暴行の容疑内容
逮捕状の内容によると、ロスと被害者の女性は事件当時、約1年間にわたり交際関係にあり、同居していました。8月28日の朝、ロスは女性がInstagramの写真でタグ付けされていたことに激昂し、女性を問い詰めました。警察の報告書は、ロスが女性の顔を平手打ちし、その後も別の男性との関係を疑って執拗に問い詰め、彼女が否定するたびに暴行を加えたと詳述しています。
暴行はさらにエスカレートし、ロスは女性のポニーテールを掴んで壁に叩きつけました。その後、女性が着ていたパーカーの襟を掴んでねじり、呼吸を困難にさせたほか、女性を床に突き飛ばし、シャワーヘッドで水をかけようとするなどの行為に及んだとされています。女性はその後、ロスが現場を離れた隙に所持品をまとめ、その場から逃走しました。

保釈審問と裁判所でのやり取り
グレイザー裁判官は、ロスに対し、係争期間中は犯罪行為に関与しないことや、違法薬物を使用しないことを条件として課しました。ロスは同日中に保釈され、現在は10月22日に予定されている罪状認否に向けた手続きが進められています。
リック・ロス本人および弁護団の主張
釈放後、ターナー・ギルフォード・ナイト矯正センターの外で待ち構える報道陣に対し、ロスは自身の潔白を強調しました。彼は「私はこれらのでっち上げられた告発に対して完全に無実です」と繰り返し述べ、週末にはドバイやパリでの予定があることを明かしました。
ロスの弁護団であるホレンスタイン氏とスティーブ・サドウ氏は声明を発表し、被害を訴えた元交際相手の動機は不明であり、事件発生から約1ヶ月が経過してから警察への報告が行われた点に疑問を呈しました。弁護団は「すべてが明らかになるでしょう。真実が判明するため、拙速な判断を避けて司法プロセスを見守ってほしい」とメディアに対してコメントしました。なお、報道によれば、ロスはミシシッピ州出身で、マイアミ・デイド郡のキャロルシティで育ち、現在はアトランタとマイアミビーチのスターアイランドに自宅を構えています。