事件が発生したのは10月24日の夜8時直前、フロリダ農科大学(FAMU)のブラッグ記念スタジアムの後方に位置するペリー通りとマナティ通りの交差点付近です。この日、スタジアムではアーカンソー・パインブラッフ大学ゴールデン・ライオンズを迎えてホームカミングのフットボールの試合が開催されており、周辺の街路は学生、卒業生、家族らで混雑していました。
12人の負傷者と病院での治療状況
タラハシー警察署のローレンス・レヴェル警察本部長が深夜の記者会見で明らかにしたところによると、負傷者12人の内訳は大人6人、未成年6人であり、最年少の被害者は11歳でした。負傷者のうち11人が銃弾を受け、残る1人は現場から逃走する際に負傷した被害者の祖母でした。また、負傷者のうち少なくとも1人はフロリダ農科大学の学生です。
ローレンス・レヴェル警察本部長は「今夜、私たちの思いは、この暴力による凄まじい影響に直面している犠牲者とその家族とともにあります」と述べた。
現場の警察・支援団体の対応
レヴェル署長によると、警察官らは銃撃犯の位置や被害者の総数が不明なままであっても危険を冒して現場に突入し、大勢の群衆で車両が通れなかったため、負傷者を自らの腕で抱え上げて搬送しました。レヴェル署長はこうした警察官たちの行動を英雄的であると称賛しました。

事件を受けて、タラハシー市長のジョン・デイリーはSNS上で「これは真に恐ろしく、胸が張り裂けるような悲劇です」とコメントを寄せ、大学側もキャンパスの安全性を確認しつつ被害者への見舞いの言葉を表明しました。また、テキサス州ウバルデの事件を契機に設立された「ザ・ユバルデ・ファウンデーション・フォー・キッズ(Youth Peace & Justice Foundation)」は、影響を受けた家族に対する緊急支援基金の設立や危機管理対応の専門家の派遣を行うほか、情報提供に対して最高5,000ドルの報奨金を提示しています。
口論から発展した事件の背景と未解決の捜査
タラハシー警察署の暴力犯罪担当ユニット(Violent Crimes Unit)が捜査の指揮を執り、鑑識チームや捜査員が早朝から現場の検証を進めました。警察の初期調査によれば、銃撃が発生する前に2人から3人の個人間で何らかの物理的な小競り合いや口論があったことが分かっており、事件は孤立した偶発的なものと推定されています。

日曜日の朝の時点で、警察は容疑者の特定や逮捕には至っておらず、発砲に関与した銃器や動機も未解明のままです。警察当局および大学側は、事件に関する情報や目撃証言を持つ市民に対して、タラハシー警察署(850-891-4200)または犯罪解決ホットライン(Crime Solvers: 850-574-TIPS)へ連絡するよう強く呼びかけています。