フロリダ州ウィンターガーデンの公園で10月16日、71歳の男性が体長約3.6メートルのアメリカアリゲーターに岸から水中へ引きずり込まれ死亡しました。当局や地元メディアが報じました。
フロリダ州魚類野生生物保存委員会(FWC)によると、死亡したのはウィンターガーデンに住むスティーヴン・ハミルトンさん(Steven Hamilton)です。事件はオーランドから西へ約15マイル離れた場所にあるドクター・ブラッドフォード・メモリアル・パークで発生しました。
ブラッドフォード・メモリアル・パークの池で起きた惨事
ハミルトンさんは、アポカ湖に直接つながる複数の小さな池があるドクター・ブラッドフォード・メモリアル・パークの岸辺で釣りをしていたところを襲われました。警察や消防の緊急隊員が午後5時20分ごろに通報を受けて現場へ急行しましたが、水面には複数のアリゲーターが活動しており、救助隊員がすぐに水中へ入ることができない困難な状況でした。
ウィンターガーデンのホセ・ゲインザ(Jose Gainza)消防署長が地元メディアに語ったところによると、池には複数のアリゲーターが活動しており、ハミルトンさんの遺体は安全に引き上げられるまで約1時間にわたり水中に留まることになりました。午後7時ごろになり、ようやく遺体が回収されました。
捕獲され駆除された体長11フィート8インチのアリゲーター
通報を受けて契約された害獣駆除の専門家が派遣され、現場周辺から問題のアリゲーターが排除されました。ウィンターガーデン警察署のマイケル・メイソン(Michael Mason)警部によると、当局は当初「約12フィート(約3.6メートル)」と説明していましたが、FWCは後に正確な体長が11フィート8インチ(約3.56メートル)であったと訂正しました。
フロリダ州魚類野生生物保存委員会(FWC)の広報担当は、「FWCはこの困難な時期に際し、犠牲者のご家族と愛する方々に心よりお見舞い申し上げます」と述べた。
メイソン警部は記者会見で、アポカ湖周辺には「何トンものアリゲーター」が生息しており、この地域の街でアリゲーターを見かけることは決して珍しくないと述べています。警察への事前の目撃情報は寄せられていませんでした。
フロリダ州におけるアリゲーター襲撃の統計と安全性
FWCの記録によると、1948年以降、フロリダ州では人間に対するアリゲーターの咬傷事故が合計500件発生しており、そのうち32件が致命的なものとなっています。州内のアリゲーター推定生息数は約130万頭にのぼり、州内全67郡に生息しています。
| 年 | 総咬傷数 | 死亡数 | 重大な負傷 | 軽度の負傷 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 13 | 2 | 8 | 5 |
| 2024年 | 11 | 0 | 9 | 2 |
| 2023年 | 23 | 2 | 19 | 5 |
| 2022年 | 11 | 2 | 9 | 2 |
| 2021年 | 9 | 0 | 7 | 2 |
ハミルトンさんの犠牲は、2026年に入ってからフロリダ州で起きた2件目の致命的なアリゲーター襲撃事故となります。同年6月には、セミノール郡の州有林で川を泳いでいた31歳のブリタニー・クラークさんが同様に命を落とす事故が発生していました。
ウィンターガーデン警察が呼びかける野生動物への警戒
相次ぐ悲劇を受け、地元の警察当局は水辺に近づく住民や釣り人に対して強い警戒を呼びかけています。メイソン警部は記者団に対し、野生動物との距離を保うよう繰り返し訴えました。

マイケル・メイソン警部は「常に周囲に注意を払い、常に安全を心がけてください。地元の野生動物には敬意を払い、距離を保ちなさい。おとなしそうに見えるし、フロリダのシンボル的存在のように見えるかもしれないが、危険を及ぼすこともあるのだ」と述べた。
現在もウィンターガーデン警察とフロリダ州魚類野生生物保存委員会による共同の調査が進められており、当局は水辺の安全確保に向けた注意を呼びかけ続けています。