フロリダ・パンサーズの主将アレクサンダー・バルコフ選手が、サンノゼ・シャークス戦での負傷により長期離脱リスト(LTIR)に登録されました。チームにとって大きな打撃となる今回の負傷離脱について、詳細をお伝えします。
サンノゼ戦での負傷と長期離脱
試合の第2ピリオド、パワープレー中の8分7秒に右コーナー付近でパックを争っていた際、シャークスのダーネル・ヌース選手から押されたバルコフは不自然な角度で体勢を崩して氷上に倒れ込みました。その際、左膝が不自然に折れ曲がったように見え、しばらく氷上にうずくまった後、自力で立ち上がってトンネルへと引き返しました。その際、足を引きずりながら、怒ったように手袋を投げ捨てるような仕草を見せたと報じられています。
この試合でパンサーズは、第2ピリオドまでに3点のビハインドを背負いながらも粘りを見せ、第3ピリオドに同点に追いついて延長戦まで持ち込みました。しかし延長戦でルカ・カグノニ選手にゴールを許し、3-4で敗れています。パンサーズはこの遠征で勝ち点1を獲得したものの、キャプテンの離脱という非常に重い代償を払うことになりました。31歳のバルコフは今季、開幕からここまで2試合に出場していました。
負傷の深刻度と今後の検査予定
パンサーズはバルコフを長期離脱リスト(LTIR)に登録したため、規定により少なくとも10試合および24日間の欠場が確実となっています。週末にはMRI検査が行われ、最悪のシナリオは回避できたとの見方が示されており、チーム内では今季中の復帰に向けて楽観的な見方も伝えられています。
フロリダ・パンサーズ監督のポール・モーリスはSportsnetに対し、「どうせ10試合(の欠場)になるのは分かっている」と述べ、月曜日の診断結果を待ちたいと語った。「私めは医者ではないのでね。まあ、どうなるか見てみよう。向こうの言う通りにするさ」
バルコフ自身は月曜日にフロリダのチーム医師の診察を受け、負傷の正確な程度が最終判断される予定です。
昨季の全休を乗り越えた矢先の試練
バルコフは昨シーズンのトレーニングキャンプ初日に右膝の十字靭帯(ACL)および内側側副靭帯(MCL)を損傷し、手術を受けて昨季の公式戦全試合を欠場していました。昨季はチームも主軸の相次ぐ負傷に苦しみ、プレーオフ進出を逃す結果となりました。その後、今年5月にスイスで開催されたIIHF世界選手権ではフィンランド代表の主将としてチームを金メダルへと導き、今季に向けては万全の状態でトレーニングキャンプに臨んでいました。

モーリス監督は、昨シーズンの苦しいチーム状況と比較して、現在のチームには厚みがあると強調しています。
フロリダ・パンサーズ監督のポール・モーリスはNHLに対し、「負傷の程度すらまだ分からないのだから、昨季とは全く感覚が違う」と語った。「昨季はガス欠寸前の状態で戦っており、その翌週にはさらに数人の選手がロースターから抜ける状況だった。だから今回は、層が厚い。みんなで乗り切っていくさ」
穴を埋めるロースターの再編
主将の長期離脱をカバーするため、チームはセンターのサム・ラファティ選手とディフェンスのアレクサンダー・ペトロビック選手をロースターに昇格させました。また、アイスホッケーの現場ではサム・ベネット選手やアントン・ルンデル選手らがセンターのポジションでより大きな役割を担うことになります。
また、日曜日に予定されているアナハイム・ダックス戦に向けて、ラース・エルラー選手がブラディ・カチャック選手およびサム・ラインハルト選手とともにトップラインのセンターを務める予定です。代役を務めるエルラー選手は、自身の役割について次のように語っています。
チームはバルコフのほかにも、下半身の手術を受けたブラッド・マーシャンド選手が離脱中であり、グスタフ・フォースリング選手も上半身の負傷により前回の試合を欠場しています。月曜日の医師による正確な診断結果が待たれる中、パンサーズは総年俸枠の運用や選手層の厚みを頼りに、この序盤の難局を乗り切ろうとしています。