ドレイクが、ソングライターのアヴィエル・カレヴ・ハーシュフィールドから2026年10月16日に著作権侵害で提訴された。大ヒットシングル” Janice STFU “のサビが、同年はじめにラッパーのプロデューサー陣に送付されたデモ音源から一言一句そのまま盗用されていると主張している。
問題となっているのは、ドレイク(Drake)が同年5月に発表したメガヒット曲 「Janice STFU」 である。原告側は、同曲のフック(コーラス)が自身のデモと完全に一致していると主張している。訴訟はグレゴリー・コーン(Gregory Korn)およびジョナサン・スタインサピアー(Jonathan Steinsapir)によって、カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所に提起され、被告にはドレイクのほか、OVOサウンド(OVO Sound)、UMGレコーディングス(UMG Recordings)、ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング(Universal Music Publishing)が含まれている。
楽曲「Janice STFU」のヒットと盗用主張の構図
「Janice STFU」 はリリース直後から圧倒的な商業的成功を収めた。ビルボードのメインチャート「Billboard Hot 100」で初登場1位を獲得し、2週にわたって首位を維持した。さらに、ホット・ラップ・ソングス(Hot Rap Songs)チャートでは20週にわたり1位を記録し、Spotifyでのストリーミング再生回数は3億回を超えている。

2025年12月から2026年1月にかけての制作と送付のタイムライン
訴訟文書によると、ハーシュフィールドは2025年12月から2026年1月にかけてFnZのインストゥルメンタルに乗せて8行のコーラスを作曲し、2026年1月25日ごろにレコーディングを完了させた。その後、彼はその完成したデモをドレイクの楽曲を手がけるFnZなどのプロデューサー陣に送付したが、返事はなかったと主張している。
その後、5月15日ごろにストリーミング配信で 「Janice STFU」 を初めて耳にした際、ハーシュフィールドは大きな衝撃を受けた。
ハーシュフィールドは7月21日付で米著作権局に作品を登録し、メタデータやステム音源をドレイクの陣営に提供して共同執筆者としてのクレジットと印税の配分を求めた。しかし、ドレイク側の弁護士はこれを拒絶した。
ドレイク陣営による完全否定と法廷闘争の行方
ドレイクの代理人は告発に対して強く反発している。TMZ や Billboard の取材に対し、法的な申し立てを全面的に否定する声明を発表した。

ドレイク陣営は、この訴訟がドレイクの名前とキャリアを利用して注目と金銭を得ようとする 製造された根拠のない試み
であると主張した。
ドレイク側は、ドレイク自身がこのコーラスを単独で執筆したと主張しており、逆にハーシュフィールド側が著作物の先行を偽装するためにレコーディングファイルのメタデータを改ざんしたという立場をとっている。さらに、ドレイク側はハーシュフィールドに対し、公的な著作権の主張を停止するよう要求する内容証明郵便(停止命令書)を送付している。