アラバマ大学のヘッドコーチ、カレン・デボア氏は火曜日、ドレ・カークパトリック・ジュニア選手をチームから解任したことを正式に発表した。この決定は、同選手が金曜日に警察官への嫌がらせおよびドクシングの疑いで逮捕されたことを受けて下された。デボア監督は声明の中で、「情報を収集した結果、ドレ・カークパトリック・ジュニアは今後、我々のプログラムの一員ではなくなる。彼は私がこのチームと選手たちに課した基準や期待に応えることができなかった」と述べている。
ドレ・カークパトリック・ジュニア選手の解任と逮捕の経緯
裁判所に提出された資料によると、アラバマ大学警察(UAPD)のクリストファー・フューチ警官が、10月20日午後1時14分頃、Facebookメッセンジャーを通じてカークパトリック選手からメッセージを受け取ったと報告している。メッセージには「おい、このクソ野郎。返信しろ、臆病者になるな!」といった卑猥な表現が含まれていた。フューチ警官は、2025年11月に自身がカークパトリック選手を交通違反で検挙した際、同選手が警察の追跡から逃走した経緯があり、メッセージを見て即座に身の危険を感じたと証言している。さらに、カークパトリック選手は自身のFacebookページに、フューチ警官が家族と共に写っている写真を投稿し、「Dis him?(こいつのことか?)」というキャプションを添えていたことが明らかになった。
繰り返された規律違反とチームへの影響
カークパトリック選手がチームから離脱したのは今回が初めてではない。2025年11月、同選手は無謀運転の3件の容疑、警察の追跡からの逃走、および速度超過の容疑で逮捕された。この一件により、同選手は2025年シーズンの残り7試合すべてで出場停止処分を受けていた。同選手は2026年3月に練習へ復帰したが、今回の事件により再び規律違反が問われることとなった。また、今年6月には事故現場から立ち去ったとして、別の軽罪でも告発されている。
News: Alabama DB Dre Kirkpatrick Jr. was arrested on 2 misdemeanor charges Friday: harassing communications and doxing. Kalen DeBoer said he is "not with us" Monday after the program announced Kirkpatrick was suspended Saturday.https://t.co/75z53xCNDb
— https://x.com/_NickKelly/status/2114809079973515702
今回の逮捕は、アラバマ大学がテキサスA&M大学戦(31-20で勝利)を控えた重要な時期に発生した。カークパトリック選手は試合の90分前にSECの出場リストで「欠場」と発表された。同選手は今シーズン、セカンドチームのインサイドコーナーバックおよびハスキー(ニッケルバック)ポジションの控えとして59回の守備スナップに参加しており、4回のタックルと1回のファンブルフォースを記録していた。彼の欠場により、スターターのレッド・モーガンがターゲット判定で退場した際、チームは急遽チャック・マクドナルド3世を投入せざるを得ない事態となった。
法的手続きと選手としての背景
カークパトリック選手は逮捕後、各罪状につき300ドル、合計600ドルの保釈金を支払い、タスカルーサ郡刑務所から釈放された。6月に発生した事故に関する裁判も控えており、次の出廷は11月18日に予定されている。タスカルーサ郡のメレディス・ウェブ検察官補は、事故当日のボディーカメラおよびダッシュカメラの映像を要求しており、法的手続きが進行中である。

同選手は、かつてアラバマ大学で2009年から2011年までプレーし、ニック・セイバン監督の下で2度の全米優勝を経験した後、2012年のNFLドラフトでシンシナティ・ベンガルズから1巡目指名を受けた元NFLコーナーバック、ドレ・カークパトリック・シニアの息子である。父親はNFLで10シーズンプレーしたが、ジュニア選手のアラバマ大学でのキャリアは、今回の不祥事により3年目にして幕を閉じることとなった。大学側は、学生の不祥事については大学の懲戒プロセスを通じて対処する方針を示している。
関連情報
Statement from Alabama coach Kalen DeBoer on Dre Kirkpatrick Jr. pic.twitter.com/kLB6a89bAH
— https://x.com/Charlie_Potter/status/2115187918436221124