テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ジョー・バイデン大統領が中国からの電気自動車(EV)輸入に対する関税を4倍に引き上げたわずか数日後、中国製EVに対する米国の関税に反対すると述べた。
「テスラも私もこれらの関税を要求したわけではない」と、この大富豪はパリで行われた技術会議でビデオリンクを通じて語った。
マスク氏の発言は、貿易障壁がなければ中国の自動車メーカーが他国の競争相手を「打ち負かす」だろうという同氏の1月の警告と矛盾している。
先週、ホワイトハウスは、 中国からのEVに100%の関税は不公平な政策への対応であり、米国の雇用を守ることを目的としていた。
「実際、発表されたときは驚いた。取引の自由を阻害したり、市場を歪めたりするものはよくない」とマスク氏は木曜日に語った。
「テスラは関税や特別支援なしでも中国市場でかなり競争力がある。私は関税なしを支持する」と同氏は付け加えた。
バイデン氏は、前任者のドナルド・トランプ氏が導入した対中関税の一部を維持しながら、北京に対する貿易圧力を強めている。
バイデン氏は先週、電気自動車や電池、コンピューターチップ、基本的な医療用品などその他の主要製品の市場を中国が不当に支配することを許さないと誓った。
中国は関税引き上げに反対し、報復措置を取ると述べた。
今週、 中国が反ダンピング調査を開始 米国、EU、台湾、日本からの広く使用されているプラスチックの輸入に。
電子機器や自動車に使用されているポリオキシメチレン共重合体の輸入を調査するとの商務省の発表は、中国が米国や欧州との貿易紛争で反撃する兆候とみられている。
また今週、中国はEUと米国から輸入される大型エンジン搭載車に最大25%の関税を課す可能性を示唆した。
EU駐在の中国商工会議所は、この動きの可能性について「内部関係者」から知らされたと述べた。
EUの貿易政策を監督する欧州委員会(EC)は、中国製EVの輸入に対する措置を課すかどうかを決定する期限を7月4日と定めた。