日本語版
最新ニュース
世界

イスラエルのネタニヤフ首相顧問がイラン現政権排除と米国の連携の必要性を主張

イスラエル・ネタニヤフ首相の外交政策顧問オフィール・ファルク氏は、イスラエルの選挙を前にした寄稿の中で、イランの現政権排除が米国、イスラエル、そして文明にとって不可欠であると主張し…

イスラエルのネタニヤフ首相顧問がイラン現政権排除と米国の連携の必要性を主張

イスラエル・ネタニヤフ首相の外交政策顧問オフィール・ファルク氏は、イスラエルの選挙を前にした寄稿の中で、イランの現政権排除が米国、イスラエル、そして文明にとって不可欠であると主張し、トランプ米大統領とネタニヤフ首相の連携がその実現に適していると述べた。.

イスラエル政権顧問オフィール・ファルク氏がイラン政権交代の必要性を主張

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の外交政策顧問を務めるオフィール・ファルク氏は、10月29日に予定されるイスラエル総選挙を前に、エルサレム・ポスト紙への寄稿でイランの最高指導者アヤトラ体制の排除を強く求めた。ファルク氏は、こうした目標を達成する上でネタニヤフ首相とドナルド・トランプ米大統領のチームが最適であると強調している。

ジェノサイドを行うイランのアヤトラ体制を排除することは、アメリカ、イスラエル、そして文明全体の最善の利益にかなう。

オフィール・ファルク、首相外交政策顧問(エルサレム・ポスト)

ファルク氏は10月15日の別のインタビューでも、イスラエルは政権交代の条件を作り出すのに「非常に近い」状態にあるとの認識を示しつつも、将来の選択は最終的にイラン国民自身の手で行われるべきだと言及していた。ただし、今回の選挙直前の発表では具体的な時期や実行手段についての詳細な計画は示されていない。

イスラエルのネタニヤフ首相顧問がイラン現政権排除と米国の連携の必要性を主張
写真:The Jerusalem Post

イスラエル防衛相イズラエル・カッツ氏の発言をめぐる与野党の激しい応酬

総選挙を目前に控える中、治安政策と将来のテロ攻撃の責任をめぐり、イスラエル国内の政治的対立は最高潮に達している。イズラエル・カッツ国防相は10月22日、選挙期間中あるいはその前後にイランやその代理勢力が攻撃を仕掛けてくる可能性があるとの警告を発したが、野党側がこれを政治的意図に基づくものとして批判したことに猛反発した。

カッツ国防相は、野党指導者らの批判がイスラエルの抑止力を弱め敵対勢力を利していると非難し、野党指導者らが将来の攻撃の責任を負うことになると公言した。

イスラエルのネタニヤフ首相顧問がイラン現政権排除と米国の連携の必要性を主張
写真:Haaretz

今後発生するいかなる攻撃やテロ行為も、ヤイル・ラピド、ナフタ利・ベネット、ヤイル・ゴラン、およびその同僚である野党議員たちの頭上に帰せられる。

イズラエル・カッツ、国防相(イスラエル・ナショナル・ニュース)

一方で、カッツ氏のこうした主張に対して野党側は即座に反発を示し、現政権が国家の安全保障を政治的な生き残りの道具に利用していると強く非難した。

野党指導者ヤイル・ラピド氏とガディ・アイゼンコット氏による政権批判

防衛相による無謀でヒステリックな発言は、イスラエルの敵にとっての贈り物だ。

ヤイル・ラピド、野党指導者(ミドル・イースト・モニター)

また、野党「ヤシャール」党首で元軍参謀総長のガディ・アイゼンコット氏も、選挙前の段階で政治的対立相手に将来の攻撃の責任を転嫁するやり方は前代未聞の低俗さであると指摘した。アイゼンコット氏は、ネタニヤフ首相とカッツ国防相が権力の座にとどまり続けること自体がイスラエルの安全保障にとって深刻な脅威であると警鐘を鳴らしている。

イスラエルのネタニヤフ首相顧問がイラン現政権排除と米国の連携の必要性を主張
写真:A News

防衛相が、敵がまだ起こしてもいない攻撃の責任を政治的ライバルに着せようとするのは不条理であり、前例のないモラルの低下を示している。

ガディ・アイゼンコット、野党「ヤシャール」党首・元軍参謀総長(アナドル通信)

イスラエルの攻勢的な安全保障戦略と総選挙の行方

国内外の緊張が高まる中、カッツ国防相は10月下旬の別の発表において、イスラエルが直面している選択肢は「イニシアチブと断固たる行動に基づく攻勢的戦略」か、「封じ込めと自制を中心とした政治的アプローチ」の2つに分かれていると強調した。カッツ氏は、ネタニヤフ政権とリクード党がイランを2度にわたって攻撃し、レバノン、シリア、ガザ地区における安全保障の境界を拡大したことで、イスラエルの防衛力をこれまでにない水準まで引き上げたと主張している。

こうした多重の危機や国際的な追及のなかで実施される総選挙は、ネタニヤフ首相が政権維持を果たせるかどうかの重要な分岐点となる。選挙戦の最終局面において、治安上の脅威やイランをめぐる強硬な方針が、有権者の投票行動にどのような影響を与えるのかが注目されている。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。