2026年10月11日、タスカルーサのブライアント=デニー・スタジアムで行われたカレッジフットボールの注目の一戦で、第2位のジョージア大学が第6位のシビアな戦いを制し、20-17でアラバマ大学を下しました。前半の劣勢を跳ね返し、18年ぶりとなる敵地での勝利を収めています。
ジョージア大学が敵地タスカルーサで19年ぶりの勝利
試合序盤、ジョージアは順調な滑り出しを見せました。ジョセフ・ジョナ=アジョニエがケロン・ラッセルからファンブルフォースを奪い、クインタヴィウス・ジョンソンがこれをリカバーしたことで得たチャンスから、ペイトン・ウッドリングが43ヤードのフィールドゴールを決めて先制に成功します。さらにリードを広げたジョージアは前半一時は10-0と主導権を握りましたが、アラバマも猛反撃に出ます。ハーフタイム直前、ケロン・ラッセルが80ヤードに及ぶ12プレイのドライブを演出し、ダニエル・ヒルの15ヤードランなどでゴール前1ヤードと迫ると、最後はコーナーを突いたランプレーでタッチダウンを奪い、14-10と逆転して前半を折り返しました。
後半の粘りとグラウンド戦を制したブルドッグス
後半に入ると、ジョージアはラン攻撃を軸に試合の流れを取り戻そうと試みます。ネイサン・フラッシャーやチェンシー・ボウェンスといった主軸ランニングバックを欠く中で奮闘したのは、ドワイト・“ピーナッツ”・フィリップス・ジュニアでした。彼の爆発的なスピードと抜群の切れ味は試合を通じてアラバマのディフェンス陣を苦しめ続け、チームに貴重な推進力をもたらしました。
フィリップスはキャリアハイとなる17回のキャリーで120ヤードを稼ぎ出し、チームのグラウンド攻撃を牽引しました。第4クォーターにはウッドリングが23ヤードのフィールドゴールを決めて20-17と勝ち越しに成功します。ジョージアのヘッドコーチであるカービー・スマートが率いるチームは、最後までリードを守り抜きました。
終盤の判定論争と指揮官たちの試合後コメント
試合の結末は、終盤の際どい判定とペナルティによって決まりました。アラバマ大学の最終ドライブでは、レシーバーのリコ・スコットがエンドゾーン付近で倒されたもののパスインフェルターの反則コールがなく、ホームの観客から激しいブーイングが巻き起こりました。その直後にラッセルがサックされてフィールドゴール圏内から押し出され、アラバマはパントを余儀なくされました。

続くジョージアの攻撃中、アラバマのディフェンスバックであるディジョン・リーが反則を取られ、ジョージアに決定的なファーストダウンが与えられました。これにより、ストックトンが膝をついて時間を消費し、試合終了となりました。
試合後、敗れたデボア監督は記者団に対し、選手の感情的な成熟の必要性に言及しました。「自分たちでコントロールできることに集中し、審判の判断に試合を委ねるべきではなかった」と述べ、ラッセルらの健闘を称えつつもチームの改善点を挙げています。
一方、かつてニック・サブアンの下でディフェンスコーディネーターを務めていたカービー・スマート監督は、母校であるアラバマとの通算対戦成績で苦戦してきた歴史を打破し、敵地タスカルーサでのレギュラーシーズンとしては2007年以来となる勝利を掴みました。試合後の会見でスマートは、厳しい環境での戦いや対戦相手への敬意を語りつつ、SECの厳しさを改めて強調しています。
今後の日程と展望
この一戦により、両チームのシーズン戦績やカレッジフットボール・プレイオフ(CFP)の順位争いに大きな影響を与えることは間違いありません。敗れたアラバマ大学はシーズン成績が5勝1敗となり、次週にはテネシー大学との対戦を控えています。一方のジョージア大学は敵地での難敵を下したことで全勝を守り、カンファレンスおよび全米のトップ争いにおいて大きな弾みをつける形となりました。
