NBCのシットコム『Newlyweds』が2026年10月23日(金)に初放送を迎え、実生活でも夫婦であるテア・レオーニとティム・デイリーが、電撃的な交際の末に結婚する60代の夫婦役でテレビ画面に登場した。ジェイミー・リー・カーティスは、リムジン運転手の言葉から着想を得て同作を共同制作し、デイリー演じる気の強い元妻役で準レギュラー出演している。
リムジンドライバーのひと言から始まったJamie Lee Curtisの新コメディ企画
テレビ番組の企画が誕生する場所はさまざまだが、空港へ向かうリムジン車内というシチュエーションは異例だ。Yahoo.comなどによると、受賞歴を持つ俳優のJamie Lee Curtisは、2019年4月25日にニューヨークでリムジンに乗車中、ドライバーから離婚歴があることや「だが、私の新しい妻が……」という言葉を聞かされたという。その瞬間、60代や70代の人々が衝動的に結婚し、その後の共同生活に悪戦苦闘するコメディのアイデアが脳裏に浮かんだと語っている。

この経緯についてGold Derbyの取材に対し、Curtis自身も日付を挙げて明かしている。また、この設定は、映画監督のChristopher Guestと雑誌で写真を見かけてからわずか4ヶ月後に結婚した彼女自身の急展開な結婚生活とも重なっていると、Yahoo.comやLaughingPlace.comで振り返っている。
さらに、Yahoo.comによると、彼女にとってのテレビでの最高のお仕事は、1989年から1992年にABCで放送されたシットコム『Anything But Love』であり、共演した故Richard Lewisとの思い出やゴールデングローブ賞を獲得した経験から、自身の代理人に対して長年「別のシットコムを見つけてほしい」と繰り返し頼み込んでいたという。
しかし、予定していた映画の撮影スケジュールが翌年に延期されたことで秋のスケジュールが空いたため、自ら企画を立ち上げるに至ったとYahoo.comは伝えている。
また、Yahoo.comやLaughingPlace.comによれば、共同クリエーターを務めたGail Lernerは『Will & Grace』や『Black-ish』、『Happy Endings』などのクレジットを持つ人物であり、LaughingPlace.comの報道では、Gail Lernerがビル・オニール演じるArvidについて「これまで書いた中で最も優しいキャラクター」と称賛していたことも伝えられている。
Téa LeoniとTim Dalyが織りなす6週間の電撃婚とキャラクターの魅力
番組の中心となるのは、私生活でも夫婦であるUSA TodayやColliderが報じるように、Téa LeoniとTim Dalyの2人だ。CBSのドラマ『Madam Secretary』で共演して出会い、2014年からの10年間の交際を経て、昨年リアルに結婚した2人が、今度はテレビ画面の上でも夫婦として登場する。
USA Todayによると、物語の主人公であるJeanieとJamesは、共通の友人であるAl Madrigal演じるDanによってセッティングされたブラインドデートで出会う。しかし、最初はお互いに逃げ出す口実を探していたものの、顔を合わせた瞬間に激しい惹かれ合いを感じ、わずか6週間でラスベガスへと駆け落ち同然に旅立ち、2人のエルヴィス・プレスリーの物真似芸人によって結婚式を挙げるという展開を迎える。
USA TodayやColliderなどの詳細によると、Jamesは几帳面で感情を押し隠しがちな哲学教授であり、一方のJeanieは派手な柄物を身にまとい、頼りがいのある成人した子どもたちや養子と同居する、自由奔放かつ風変わりな中学校の科学教師(一部媒体では教師と表記)である。
さらにUSA TodayやLos Angeles Timesでは、Jamesのノルウェーでの1ヶ月間の奨励研究や、彼の後を追うようにロサンゼルスへとやってくる、ピーウィー・ハーマン風のファッションに身を包んだ奇妙なノルウェー人ティーチングアシスタントArvid(別名「Milky」)の存在についても言及されており、その独特なキャラクターが物語に波乱を巻き起こす。


一方で、VarietyやThe TV Caveのレビューによれば、Jeanieの連れ子であるPoppy(Emma Meisel)や養子のLolo(Ignacio Diaz-Silverio)といった若者世代の存在に加え、Jamesが長年かけて執筆している未完成の原稿のページをClaudiaが無慈悲に空中に投げ散らかすといったコミカルかつ波乱に満ちたエピソードも描かれている。
物語において重要なスパイスとなっているのが、Jamie Lee Curtis演じるJamesの元妻Claudiaだ。
USA TodayはClaudiaを「ブラックウィドウのような元妻」と表現し、パワースーツに身を包み境界線を無視して現れるキャラクターとして紹介している。また、Gold DerbyのインタビューでCurtis自身が語ったところによると、Claudiaは最初はJeanieの登場に少しショックを受けるものの、最終的には引っ掻き回そうとする姿勢を見せつつも、どうにかして関係を築いていく面白さがあると語っている。
さらに、Curtisは自身の私生活において「父親、母親、継父の間で約13回の結婚があった」ため、元配偶者が出入りする状況はファルス( farce )のようでありながらも、リアルで楽しいものであるとGold Derbyのなかで明かしている。
一方で、制作現場では大きな体制変更も起きた。The Hollywood Reporterなどの報道によると、共同クリエーター兼ショーランナーであったGail Lernerがクリエイティブ上の意見の不一致を理由に降板し、後任として「The Conners」などを手がけたBruce Helfordが10月15日付でショーランナーに就任した。
Yahoo.comやGold Derbyの報道を補足すると、Lerner自身は10月9日に自身のInstagramを通じて降板を発表し、最初の6話は彼女の指揮の下で制作されたものであると述べている。また、Yahoo.comが伝えるTheWrapの報道によれば、降板が発表された時点で第8話の撮影が進行中であり、予定されていた休止期間を利用して後任の選定が進められたという。
金曜夜の放送スケジュールと視聴方法の選択肢
金曜日の夜を彩る新たなシットコムとしてスタートした『Newlyweds』の視聴環境については、Cleveland.comやYahoo.comなどが詳しい詳細を報じている。

- NBCでのテレビ放送:毎週金曜日の午後8時30分(東部時間/太平洋時間)
- ストリーミング配信:放送の翌日からPeacockで視聴可能
- ケーブルテレビ不要の視聴手段:FuboやDIRECTVなどのライブ配信サービスが提供する無料トライアルを利用可能
Peacockでの視聴料金については、プレミアムプランが月額12.99ドルまたは年額129.99ドル、広告なしのプレミアムプラスプランが月額19.99ドルまたは年額199.99ドルに設定されていることがCleveland.comの調査で明らかになっている。また、同局の金曜夜の既存のヒット作である『Happy’s Place』の直後に放送される編成となっており、伝統的なマルチカメラ形式の笑い声に包まれたシットコム文化の復活を担う重要な作品として、今後の展開が注目されている。