ロンドン警視庁は、メーガン英サセックス公爵夫人の実父トマス・マークル氏に関する告発状を2019年に受領していたと発表した。同庁は当時、その内容を他の法執行機関と共有していなかったことを認め、現在、当時の取り扱いについて内部調査を行っている。
メーガン公爵夫人の声明と2018年の経緯
メーガン公爵夫人は声明を発表し、父親のトマス・マークル氏に関する報道について「深く苦悩している」と表明した。公爵夫人は、父親に関する「厄介で不穏な告発」が含まれた書簡がロンドン警視庁および要人警護部門に送られ、その書簡が自身にも共有されていたことを明らかにした。公爵夫人は当時、これらの告発が調査されているとの保証を受けていたと述べている。.
長年にわたりメディアの報道では、公爵夫人が高齢の父親から距離を置き、孫たちとの接触を断っていると批判的に描かれてきた。しかし、今回の声明で公爵夫人は、自身の選択について「唯一の理由は、子どもたちを守るためだった」と強調した。公爵夫人は、現在82歳の父親との間に生じている溝について、これまでメディアによる歪曲があったと主張している。
フィリピンでの捜査と家族間の対立
対するトマス・マークル氏は、これらの告発を「吐き気がするような嘘」と一蹴し、「私はそのような告発を受けるようなことは絶対にない。誰かが私を告発できることの中で最悪のことだ」と強く否定している。また、娘のサマンサ・マークル氏も「これらの忌まわしい主張には何の根拠もない」と兄の告発を退けた。マークル氏は現在、足の切断手術を受けた後、フロリダ州のリハビリ施設で理学療法を受けていると伝えられている。

ロンドン警視庁の対応と今後の検証
ロンドン警視庁の広報担当者は、2019年1月に国外での不正行為に関する複数の主張が含まれた書簡を受理していたことを確認した。スコットランドヤードによれば、この書簡は要人警護部門に送られたものの、内容の詳細は他の法執行機関には共有されていなかった。警察当局は、当時の書簡の取り扱いについて内部調査を行うとともに、警察の監視機関への付託を検討している。

専門家からは、これらの告発が未証明であるものの、公爵夫人に対する世間の見方を変化させる可能性があるとの指摘も出ている。公爵夫人の広報担当者は、2018年の告発と今回の報道の時期に食い違いがあるとの指摘に対し、「時間の経過による理解可能な不一致」であると回答した。公爵夫人は、今回の新たな事態が、自身の家族関係をより複雑なものにしていると認めている。