薄さに特化した初代からどう進化するのか。Gizmodoが報じたところによると、Appleの新型スマートフォン「iPhone Air 2」は、2027年春に発売される見通しで、デュアルカメラの搭載やCoE技術によるさらなる薄型化・省電力化が図られると予測されている。
2027年春の発売に向けたAppleの発表スケジュール
iPhone Air 2は、2027年の春に発表および発売されるとGizmodoが報じている。単独ではなく、iPhone 18やiPhone 18eとあわせて発表される見込みだ。2026年9月に開催された秋のApple Eventでは、iPhone 18 Proや18 Pro Max、iPhone Duoが発表され、スタンダードモデルの発表は見送られた。こうした経緯から、秋はプロモデル、春は標準モデルを発表するというスケジュールへ棲み分けが進んでいる。Appleは過去に、iPhone 16eを2025年2月28日に、iPhone 17eを2026年3月11日に発売している。
1,099ドルへと変更される価格設定の行方
初代iPhone Airの価格は999ドルであり、日本国内では15万9800円から販売されていた。Gizmodoの報道によると、近年の物価高騰やApple製品の値上げなどを考慮し、iPhone Air 2の価格は1,099ドルになるとみられている。この予想通りに100ドル、日本円で約1万6000円が上乗せされた場合、国内での価格は17万5800円、あるいは17万9800円付近になる可能性がある。
CoE技術の採用とディスプレイの仕様
ディスプレイは初代Airを踏襲し、6.55インチのLTPO OLEDを採用し、最大120Hzのリフレッシュレートと1.5Kの解像度を備えると予想されている。しかし、新たにCoE(Color Filter on Encapsulation)技術が採用されることで、薄さと省エネ性能の向上が期待されている。CoEはSamsungの折りたたみ端末であるGalaxy Zシリーズにも採用されている技術であり、有機ELパネルから偏光板を省くことで光の損失を減らし、透過率や画面の明るさを高める仕組みだ。フィルム層の減少が薄型化にも寄与するほか、Dynamic Islandはやや小さくなるとされている。
48MP超広角カメラの追加と重量への影響
初代Airは軽量化を最優先するためシングルカメラ仕様だったが、Air 2には48MPの超広角カメラが追加されるとGizmodoは伝えている。メインのFusionカメラとの組み合わせにより、iPhone 17などのスタンダードモデルと同じカメラ構成に移行することになる。カメラ性能の充実は歓迎される一方、重量や持ち心地にどのような影響を与えるかが注目されるポイントとなっている。
容量が1割以上増えるバッテリーと内部スペック
バッテリー容量は初代Airの3,149mAhから増加し、3,500mAhになると予想されている。1割以上の増量に加え、前述したCoE技術による省エネ性能も相まって、数値以上の駆動時間を実感できる可能性がある。SoCには2nmプロセスのA20 Proチップが採用される予定で、初代AirがiPhone 17 Proと同じA19 Proチップを搭載していた流れを継承している。メモリは12GBと予測されており、通信チップはN2チップ、モデムにはC2チップというiPhone 18 Proと同等の最新パーツが組み込まれる見込みだ。
スカイブルーからラベンダーへ変わるカラーリング
本体のカラーバリエーションについては、スペースブラック、クラウドホワイト、ホワイトゴールドが据え置きとなる一方で、スカイブルーがラベンダーに置き換わる可能性が報じられている。ラベンダーは現在のiPhone 17にもラインナップされている色であり、淡い紫系のカラーとしてRedditなどの予想図でも取り上げられている。カメラが2眼になりバッテリーが強化されたことで、初代Airの軽快なコンセプトを求めるファンがどう評価するのか、今後の動向が注目される。