次期ジェームズ・ボンドの配役をめぐる憶測が飛び交う中、俳優のゲイリー・オールドマンが、すでに後任は決定していると明かした。オールドマンはカナダのテレビ番組のインタビューで、自身の共演者であるジャック・ロウデンが選ばれることを期待していると語り、注目を集めている。
ゲイリー・オールドマンが明かすボンド役選考の裏側
ダニエル・クレイグの降板以降、世界中で熱い議論が続けられている次期007の座だが、映画界の重鎮であるゲイリー・オールドマンによれば、すでに決着がついているという。2022年からAppleのシリーズドラマ『窓際のスパイ(Slow Horses)』で共演しているジャック・ロウデンを推すオールドマンは、カナダの番組「The Morning Show」に登場し、次のように語った。
ロウデンが最終候補に残っているという噂があるが、制作側はすでに彼を選んで決定しており、発表されるまで時間がないはずだと、オールドマンはジャックの幸運を祈ると述べた。ゲイリー・オールドマン、Varietyの報道より
オールドマンの発言が個人的な直感に基づくものか、あるいは広範な業界の繋がりから得た確かな情報に基づくものかは明らかになっていない。The Hollywood Reporterは、本件についてAmazon MGM Studiosの担当者にコメントを求めている。
候補に挙がる俳優陣と次期作品の布陣
次期ボンド役をめぐっては、数々の名前が取り沙汰されてきた。ジャック・ロウデンのほかにも、カラム・ターナー、ジェイコブ・エロルディ、トム・ホランド、アーロン・テイラー=ジョンソン、ハリス・ディキンソンらが、注目度の高い候補として名前が挙がっている。また、Varietyはルイス・パートリッジに関心が寄せられたことを報じ、舞台俳優のトム・フランシスもオーディションを受けたと伝えられている。

Amazon MGMは、誰が検討されたか、あるいは検討されていないかについて、繰り返し議論を拒否している。同スタジオは、2025年2月に、長年フランチャイズを管理してきたバーバラ・ブロッキとマイケル・G・ウィルソンとの間で、キャラクターおよびそのIP(知的財産)の完全な管理権を取得する契約を締結した。
次作のメガホンをとるのが、映画監督のドゥニ・ヴィルヌーヴであることは決定している。脚本はテレビドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』を手掛けたスティーヴン・ナイトが担当する。プロダクションの本格的な始動が来年に迫る中、配役はあらゆる映画制作の中でも極めて厳重に秘匿されており、公式発表に向けた期待感が高まっている。
シアーシャ・ローナンが表明した悪役への意欲
ロウデンの妻であり、子供の母親でもある俳優のシアーシャ・ローナンは、先月、Empire誌のインタビューでボンドプロデューサーに対し、自身が次作に関わる意欲を表明した。『リトル・ウィメン』や『レディ・バード』で知られる彼女は、最新作『Bad Apples』のプロモーション中に、「私は悪役になりたい(I want to go dark)」と語った。
ローナンは、ボンド映画の悪役に就きたいと考えており、それは本気であると語った。若く女性の悪役が登場することは非常に興味深く、特に少女や女性にとって、溜め込んだ怒りをどこかへぶつける人物を演じることは劇的に面白い試みになるため、ぜひ挑戦したいと意欲を示した。シアーシャ・ローナン、Empire誌のインタビューおよびVarietyの報道より

長年にわたり不確実な噂や憶測が繰り返されてきた背景について、The Hollywood Reporterのベンジャミン・スヴェトキーとジュリアン・サンクトンは、分析記事の中で、噂そのものが一つの物語や「キャスティング・スイープステークス(賭け)」のようになっていると指摘している。あるフランチャイズ関係者は、「噂の99パーセントは偽物である」とし、さらに「実際には100パーセントだ」と述べ、公式による正式な発表がなされるまで、憶測が飛び交い続ける実態を明らかにしている。