ポッドキャスト番組『Comedy Bang! Bang!』が、コメディアン兼ミュージシャンのReggie Wattsによるおなじみのテーマ曲を最新のエピソードから静かに削除した。人気のコメディポッドキャストである同番組では、月曜日のエピソードにおいて、これまでのWattsによる即興のヒューマンビートボックスのイントロに代わり、イギリス人女性の音声によるエピソード番号の読み上げが流された。この楽曲は2011年以来、同番組のオープニングとして使用されてきたものである。
人気のコメディポッドキャスト『Comedy Bang! Bang!』の月曜日の最新エピソードでは、フレッド・アーミセンとキャリー・ブラウンスタインが出演した回において、Reggie Wattsによるおなじみのテーマソングがカットされた。この変更は、前週8月17日のエピソードまで使用されていた楽曲が外される形で行われた。番組側はこの変更について公式な説明を行っておらず、Wattsをめぐる報道についても直接的なコメントを出していない。『Comedy Bang! Bang!』およびホストを務めるスコット・オーカーマンの代理人は、Rolling Stone誌やVariety誌からのコメント要請に直ちに応じなかった。
番組側はこの変更について公式な説明を行っておらず、Wattsをめぐる報道についても直接的なコメントを出していない。『Comedy Bang! Bang!』のテレビ版(2012年から2016年まで放送)にも出演したWattsは、2009年にラジオ番組として始まった同番組のためにテーマソングを作曲した。また、Wattsは2015年から8年間にわたりジェームズ・コーデンが司会を務める『ザ・レイト・レイト・ショー』のバンドリーダーも務めた人物である。
Festivals Remove Reggie Watts, 'Comedy Bang! Bang!' Drops Theme
音楽フェスティバルや公演の相次ぐ中止と出演見合わせ

今回の楽曲削除や対応は、Rolling Stone誌が木曜日に発表した長文の報道を受けたものである。同誌の報道を受け、今後の音楽フェスティバルからもWattsの名前が削除されるなどの動きが出ている。Wattsは今週、イギリス・ノーサンプトンシャーで開催される予定であったシャングリラ(Shambala)およびグリーンベルト(Greenbelt)の両フェスティバルに出演予定だったが、両イベントのウェブサイトから名前が消去された。グリーンベルト・フェスティバルの代表者はWattsが出演しないことを認め、シャングリラ・フェスティバルは確認の要請に応じなかったものの、関係者がWattsのイベント不参加を認めたスクリーンショットをRolling Stone誌が確認している。また週末には、フリークエント・コラボレーターであるシュルレアリスム系エレクトロニック・ダンス・バンド「CAPYAC」とのブリストルでの公演シリーズが、会場側や関係者からの説明がないままキャンセルとなった。
一方で、アメリカ国内のスケジュールには影響が出ていないものもあり、Wattsの公式ウェブサイトには Monterey Jazz Festival でのステージなど、米国での公演予定が引き続き掲載されている。
Reggie Watts' Theme Song Axed From 'Comedy Bang Bang
元交際相手の死と一連の告発をめぐる議論

Rolling Stone誌の報道によれば、Wattsの亡くなった元交際相手である36歳のキャサリン・アリー・マッカロ(Katherine Early McCollough)の親しい人々が名乗り出た。報道によると、マッカロはWattsとの交際中にケタミンなどの重度の薬物使用が増加し、依存症に陥ったと主張されている。2人は2023年に出会い、マッカロが昨夏に薬物誘発性の躁状態を経験した後の10月に破局した。その後、マッカロは今年3月にペルーへ赴き、自ら命を絶ったという。また、同レポートには、過去にWattsと交際していた別の5人の女性からの主張も含まれており、そのうち2人の女性は、薬物に関する「無謀で自分勝手な」行動や、感情的・心理的な虐待があったと主張している。Wattsは以前からケタミンやサイケデリック物質の擁護者として知られていた。
Andrew Brettler, Attorney for Reggie Watts, via Rolling Stone
Reggie Watts Removed From Festivals Following Damning Rolling Stone
こうした一連の告発に対し、Wattsの弁護士であるアンドリュー・ブレットラー(Andrew Brettler)は、Rolling Stone誌への声明でこれらの主張を「危険なほど虚偽(dangerously false)」であると強く否定した。ブレットラーは、Wattsがマッカロの自殺に責任があるとする見方は「あらかじめ作られた物語(preconceived narrative)」であると主張し、マッカロは元々「経験豊富な薬物使用者(experienced drug user)」であり、彼からの「奨励」などを必要としていなかったと述べている。さらに、弁護士はWattsの行動が虐待的であったという見方も否定している。

長年の活動と番組における歴史
Reggie Wattsは、2009年にラジオ番組として始まった『Comedy Bang! Bang!』において、2011年から自身の即興ビートボックスリフによるテーマ音楽を提供し、音楽フェスティバルシーンでも10年以上にわたり広く知られる存在であった。54歳のWattsは、2012年から2016年まで同番組のテレビ版に出演したほか、2015年からはジェームズ・コーデンが司会を務める『レイト・レイト・ショー』のバンドリーダーを8年間務めた経歴を持つ。