8月26日にヒマラヤ地域で発生した氷河の崩壊に伴う大洪水により、ネパールでは少なくとも1,118人が死亡し、3,900人以上が行方不明となっています。この災害は、岩石や氷、融解水が谷へ流れ込んだことで発生し、チベットとネパールを流れる河川が急上昇して住宅や道路、橋などが押し流されました。
ヌワコット地区の「奇跡の家」
壊滅的な被害を受けたヌワコット地区のドゥンゲ・バザールでは、周囲の建物がすべて消失した中で、3階建ての緑色の家だけが完全に無傷で残ったことが注目を集めています。構造エンジニアらを驚かせたこの建物は、背後に密で安定した山 slope(山腹)があったことで、それが天然の防波堤となり、土石流の衝撃から守られたという地形的な幸運によるものと分析されています。
救助活動と行方不明者の状況
ネパール外務省によると、これまでに324人の外国人が救助されましたが、39カ国から約590人が依然として行方不明です。オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は水曜日、行方不明だった自国民のうち5人の安全が確認され、人数が43人から38人に減少したと述べました。また、ネパール観光局のスニル・シャルマ報道官は、行方不明とされていた他の外国人観光客少なくとも5人が、最近になってメールや電話で当局に連絡を取ったと明らかにしています。
被害地域の現状
カトマンズから西に約110キロメートル離れたティムレ町などの被災地からは、多くの生存者が首都カトマンズへ避難しています。約400人の生存者がイエロー・グンバ寺院に身を寄せており、地元住民や慈善団体による支援を受けています。
一方、中国側では、洪水で破壊されたネパール国境のギロン港への仮設道路が完成し、重機を用いた捜索活動が進められています。中国側では日曜日時点で、16人の死亡と546人の行方不明者が報告されています。これらの状況についてAP Newsが伝えています。