ミネソタ州のペギー・フラナガン副知事は、同州の連邦上院議員選挙に向けた民主党予備選において、中道派の対立候補であるアンジー・クレイグ下院議員を破り、指名権を獲得した。この結果により、フラナガン氏は11月3日の本選挙で、共和党の指名を受けた元NFLサイドラインレポーターのミシェル・タフォヤ氏と対決することになる。
ペギー・フラナガン氏、民主党の上院予備選で勝利し指名権を獲得
歴史的な立候補と進歩派の潮流
ホワイト・アース・ネイション(オジブウェ族)の市民であるフラナガン氏は、2019年からミネソタ州の第50代副知事を務めている。現在、アメリカ政治において最も高い地位にある先住民女性の一人であり、本選挙で勝利すれば、米連邦上院で初めての先住民女性議員となる。
フラナガン氏のキャンペーンは、バーニー・サンダース上院議員やエリザベス・ウォーレン上院議員ら、党内の有力な進歩派政治家から支持を受けた。ウォーレン氏は選挙戦終盤にフラナガン氏の応援に駆けつけ、支持を呼びかけていた。フラナガン氏は、自身の生い立ちにおいて政府の食料支援やメディケイド、育児サービスを利用して中流階級へ移行した経験を語り、当選した際にはこれらのプログラムを断固として守ると主張している。
また、フラナガン氏のプラットフォームは「急進的な変化」を掲げており、連邦移民税関捜査局(ICE)の解体や、すべての人を対象としたメディケアの拡大などを提案している。
争点となった移民政策と州政府の不祥事
今回の予備選では、移民政策が主要な争点となった。2026年初頭、トランプ政権が「オペレーション・メトロ・サージ」の一環として数千人の移民捜査官をミネソタ州に派遣した際、州内では2人の住民が死亡し、数百人が強制送還されるなど、破壊的な影響が生じた。
フラナガン氏は、クレイグ氏がかつて「レーケン・ライリー法(Laken Riley Act)」に賛成票を投じたことを厳しく追及した。同法は、地元の犯罪で告発された不法移民の拘留を義務付ける連邦法である。クレイグ氏は3月にこの投票について後悔していると述べたものの、キャンペーンを通じてこの問題が同氏の足かせとなっていた。
一方、クレイグ氏は、フラナガン氏が副知事として州の社会福祉プログラムに関連する不正スキャンダルに対して責任を果たしていないと攻撃を強めていた。
本選挙に向けた展望
今回の空席は、ティナ・スミス上院議員が2025年2月に再選不出馬を表明したことで生じた。スミス氏は2018年に初めて就任して以来、同議席を守ってきた。

フラナガン氏と対決するタフォヤ氏は、2026年1月に立候補を表明した元スポーツキャスターで、現在は政治コンサルタントとして活動している。タフォヤ氏は、ミネソタ州で20年間にわたり続いている民主党(DFL)の優位性に変化を求める主張を展開する見通しである。
民主党上院選挙委員会は、フラナガン氏の指名獲得を祝福し、同氏が労働者の強力な代弁者になると期待を寄せている。フラナガン氏は、本選挙に向けて進歩派のマンデートを州全域の支持層へと拡大し、上院の主導権争いが決まる1月の開会に向けた選挙戦へと突入する。
https://www.theguardian.com/us-news/2026/aug/11/minnesota-peggy-flanagan-wins-primary https://www.npr.org/2026/08/11/nx-s1-5927473/2026-minnesota-senate-primary-election-peggy-flanagan https://streamlinefeed.co.ke/news/flanagan-defeats-craig-in-minnesota-democratic-senate-primary