導入が検討されている装置は「G.L.O.V.E.」と呼ばれ、これは「Generated Low Output Voltage Emitter(生成型低出力電圧放射器)」の頭文字をとったものです。ケンタッキー州レキシントンの企業、Compliant Technologies LLCによって製造されており、近年では一部の刑務所や警察署でも使用されています。通知によると、この調達に向けた無競争契約の公募は、早ければ金曜日にも発表される可能性があります。
Compliant Technologies LLCのG.L.O.V.E.
コンプライアンスを目的とした電気モード
Compliant Technologies LLCの説明によれば、この装置は通常のパトロール用手袋として機能しますが、職員がスイッチを押すことで電気モードが作動する仕組みです。同社は、この製品を「多くの状況に直面する制服組にとっての、人道的かつ低光学的で、デエスカレーション(緊張緩和)を目的とした解決策」として宣伝しています。また、同社は「この刺激に伴う不快感は、通常3秒以内に個人をコンプライアンス(従順)な状態に導くのに有効であり、火傷や傷跡を残すことはない」と説明しています。
監禁中死亡防止研究所による運用の調査
手袋が効果を発揮するためには、対象者の皮膚に直接触れる必要があります。同社によれば、この刺激は職員が数秒以内に相手のコンプライアンスを得る助けとなります。この装置の運用について調査を行っている「監禁中死亡防止研究所(Institute for the Prevention of In-Custody Deaths)」のジョン・ピーターズ所長は、「それは即時的かつ鋭い痛みであり、注意をそらすものです。私はこれをハチに刺されるようなものだと例えています」と述べ、「もし職員が相手から何らかの抵抗を受けている場合、これは間違いなく効果的なツールとなります」と語りました。


この計画に対し、市民権擁護団体は懸念を表明しています。彼らは、ICEの職員がドナルド・トランプ大統領の移民取り締まりを強化する中で、すでに監視や説明責任がほとんど伴わない武力行使について批判を受けていると指摘しています。
Compliant Technologies LLCの創設者兼CEOであるジェフ・ニクラウス氏は、AP通信への電子メールで「残念ながら、私たちはこの件についてお話しすることができません」と回答しました。また、米国土安全保障省は火曜日、AP通信からの問い合わせに対し、回答を準備中であると述べ、即時のコメントは控えました。
なお、関連する動きとして、ICEは8月末までにすべての現場職員にボディカメラを装備させる予定であることも明らかにされています。