ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック、クオンテズ・スティガーズ選手(24)が、8月11日にタンパベイ・バッカニアーズとの合同練習中に一時意識を失い、救急車で病院へ搬送されました。チーム関係者によると、同選手は搬送時点で意識があり、会話も可能な状態でした。
練習中の突然の事態と現場の対応
ニュージャージー州フローラムパークで行われていた合同練習中、スペシャルチームのドリル中に異変は起きました。ジェッツのアーロン・グレンコーチによると、スティガーズ選手はサイドラインへ向かった直後に倒れました。現場は一時騒然となり、練習が10分以上にわたって中断される事態となりました。スティガーズ選手はその後、点滴を受けている様子でストレッチャーに乗せられ、救急車で搬送されました。
当時の様子について、ジェッツのランニングバック、ブリース・ホール選手は次のように振り返っています。
「とても悲しく、感情的になりました。膝をついて彼のために祈り、彼が無事であることを願いました」 ブリース・ホール、ニューヨーク・ジェッツ ランニングバック
現場では、ジェッツのチームメイトたちがサイドライン付近で膝をつき、祈りを捧げる姿が見られました。また、搬送される際には、近くにいたファンから激励の拍手が送られました。グレンコーチは、迅速な処置を行った医療スタッフを称賛し、「彼らはこのリーグのほとんどの医療スタッフがそうするように、こうした状況で必要な措置をすべて講じてくれました」と述べています。
スティガーズ選手の現在の状況と背景
搬送後のスティガーズ選手の容態について、グレンコーチは「彼は意識を保ち、会話ができた」と語り、自身も練習後に病院へ向かい状況を確認する意向を示しました。また、ディフェンシブタックルのハリソン・フィリップス選手は「私たちが共有されているのは、状況は上向いているということです」と述べ、回復への期待を伝えています。
なお、当日の練習では、スティガーズ選手がバッカニアーズのルーク・ゴーデケ選手と小競り合いになり、ヘルメットをフィールドの先に投げ捨てられるといった激しい場面も見られていました。この一連の練習での出来事と、今回の体調不良との関連については明言されていません。
経歴とチームにおける役割
スティガーズ選手は2024年のドラフト5巡目で指名され、ジェッツで3年目のシーズンを迎えています。同選手は、大学でのフットボール経験がないままカナダのCFL、トロント・アルゴノーツから直接指名されたという経緯を持ち、1999年にマイアミ・ドルフィンズがジャーメイン・ヘイリーを指名して以来の快挙として注目を集めた「感動的なストーリー」の持ち主です。これまでに29試合に出場し、5回の先発経験があります。通算成績は35タックル、2回のファンブルリカバリー、3回のパスディフェンスを記録しており、チームの主要なスペシャルチーム選手の一人としても重要な役割を担っています。

今後の予定と懸念
ジェッツは今週金曜日(00:00 BST、土曜日)、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムでバッカニアーズとのプレシーズン初戦を控えています。スティガーズ選手の欠場期間や詳細な健康状態については、現時点では公式な発表はありません。チームは同選手の回復を最優先としており、関係者は搬送後の経過を見守っています。