共和党のビル・カシディ上院議員(ルイジアナ州選出)は金曜日、ドナルド・トランプ大統領が司法長官に指名したトッド・ブランチ氏の承認案に賛成する意向を表明した。これにより、停滞していたブランチ氏の指名承認に向けた道筋が大きく前進した。
トッド・ブランチ氏の指名承認
ブランチ氏の承認を巡っては、共和党のリサ・マーカウスキー議員(アラスカ州)とスーザン・コリンズ議員(メイン州)が反対を表明しており、承認に必要な票の確保が危ぶまれる状況にあった。しかし、最後まで態度を保留していたカシディ議員が支持を明言したことで、承認に必要な50票の獲得が確実な情勢となった。
ビル・カシディ議員の判断
カシディ議員は上院議場で自身の判断について説明し、ブランチ氏が「法律を熟知している」点を評価した上で、「完璧な人物ではないが、司法省を適切に運営できない可能性がある別の代理長官を置くよりは良い」と述べた。また、自身の決定に対して批判が予想されることにも触れつつ、困難な状況下で最善の判断を下すために努めたと語った。
トランプ大統領と内国歳入庁の訴訟和解案
ブランチ氏の指名を巡っては、トランプ大統領と内国歳入庁(IRS)との間の訴訟和解案が大きな論争を呼んでいた。この和解には、刑事司法制度で不当な扱いを受けたと感じる人々を補償するための18億ドル規模の「反武器化基金」の創設や、トランプ氏らに対する税務調査の免除が含まれていた。これに対し、共和党内からもジョン・コーニン議員(テキサス州)やトム・ティリス議員(ノースカロライナ州)らが懸念を示していた。

反武器化基金の撤回
承認への障害を取り除くため、ブランチ氏は先週末にこの和解内容を見直す合意に達した。同氏は正式に「反武器化基金」を撤回し、税務調査の免除についても、将来の申告には適用されないことを明確にする措置を講じている。