Netflixは、新作映画『The Last House』のプロモーションの一環として、カリフォルニア州ウェストハリウッドのサンセット大通り(Sunset Boulevard)にある看板の中に男性を住まわせるというユニークなキャンペーンを実施しました。この設置物は地上約30フィート(約9メートル)の高さに位置し、看板の中に家具付きの居間が再現されています。
Netflixが映画『The Last House』宣伝のためSunset Boulevardの看板に人を住まわせる
映画の世界観を再現した体験型広告
このインスタレーションは、映画『The Last House』の設定を現実世界で再現することを目的としています。Netflixによると、同作は4人家族が逃げ場のない自宅に閉じ込められ、食料やその他の資源が減少していく中で生存をかけて闘うSFスリラーです。看板の窓の下にはHow long can you survive?
(あなたならどれだけ生き延びられるか?)というフレーズが記されています。
看板内部の空間は、ラウンジチェアやテーブル、本などの一般的な家庭用品が配置された居間となっており、窓にはカーテンや植物が飾られています。出演している男性は、この密閉された空間の中で生活し、通りかかる歩行者やドライバーと交流しています。
ホワイトボードを通じた通行人との交流
看板の中にいる男性は直接話しかけることはできず、ホワイトボードを使用して外部とコミュニケーションを取っています。ABC7の取材に対し、景色について尋ねられた男性はホワイトボードにspectacular
(壮観だ)と回答しました。また、CBS LAの記者に向けてはHi CBSLA
というメッセージを書き、ABC7に対してもGood morning ABC7
と挨拶を送るなど、遊び心のあるインタラクティブな演出を見せています。
男性は看板の中で以下のような日常的な動作を行い、通行人の注目を集めています:
- 赤いローブやパジャマを着用して過ごす
- ストレッチをしたり、歯を磨いたりする
- シリアルなどの食事を摂る
- 双眼鏡でサンセット・ストリップの景色を眺める
- ヘッドフォンで音楽を聴く
- 笑顔を描いたり、ダンスをしたりして手を振る
SNSでの拡散と市民の反応
この大胆なマーケティング手法は、SNS上の投稿やCitizenアプリの通知を通じて広まり、多くの人々が現場に足を運んでいます。目撃した人々からは、「AIボットかと思ったが本物の人間だった」という驚きの声や、「非常にスマートでクリエイティブなマーケティング手法だ」という評価が上がっています。一方で、暑い日であったため、看板の中にエアコンが設置されているのかを気にする声もありました。

作品概要と実施期間
このプロモーションは、映画のストリーミング配信開始に合わせたタイミングで実施されました。設置場所はサンセット大通りとセルマ通り(Selma Avenue)の交差点付近で、このエリアはホロウェイ・ドライブ(Holloway Drive)付近で発生した大規模な水道管破裂の修理に伴う道路再開後に設定されました。

映画『The Last House』に関する詳細は以下の通りです:
| 監督 | Louis Leterrier |
|---|---|
| 出演者 | Greta Lee, Wagner Moura, Gabriel Barbosa ほか |
| ジャンル | SFスリラー |
このパフォーマンスは木曜日に開始され、土曜日または日曜日にかけて終了する予定となっています。看板の中での生活について、睡眠が取れているか問われた男性は、ホワイトボードを通じてno
(いいえ)と回答しています。