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2025-06-25 03:00:00
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「美しくありたい」「自分らしく輝きたい」という願いは、人間にとって普遍的なこと。だからこそ、世界最大の化粧品会社ロレアルグループでは、「多様性を尊重することなくして、本当の意味でのBeautyは実現できない」と、DEIを根幹に置いたビジネスを確立している。
その日本法人である日本ロレアルの女性管理職比率は54%、厚生労働省が示す日本の平均値12.1%を大きく上回る。また、産休育休から戻ってくるときには以前と同等か、それ以上のポジションで迎えるため、極めて高い復帰率を実現しているという。
オンラインセミナーVol.25のテーマは、「DEIをどう文化として根づかせるか? 日本ロレアルの『多様性経営』」。同社ヴァイスプレジデントであり、コーポレート・レスポンシビリティ本部長の楠田倫子さんからDEIを企業文化にまで醸成し、定着させていくためのいくつものヒントが紹介された。
Beautyとは、多様性そのもの
「世界をつき動かす美の創造」――ロレアルグループでは、このパーパスを支える大切な柱のひとつが、ダイバーシティであると位置づけられている。美というと表面を飾ることや上部を整えることと思われがちだが、同グループの考える美はもっと根源的なもの。住んでいる地域の文化的背景や気候条件、人によって異なる身体的な特徴や好みなど、一人ひとりの違いや個性を尊重することこそがBeautyであると捉えられている。
同グループがスローガンを「Beauty for All」から「Beauty for Each」に変えたのは、その思いをさらに深め、前に進めるためでもある。Beautyとは、多様性そのもの。同グループにDEIが根づいている背景には、ジェンダー平等やダイバーシティ尊重が経営理念の根幹に埋め込まれていることに加え、DEIが本質的にビジネスと結びついている点も大きい。
「DEIを企業文化として根づかせていく1丁目1番地は、『経営トップのコミットメント』です。トップが繰り返し、ブレることなく発信することで、『事業目標との紐づけ』や『人事制度・施策の実装』もスムーズに進みます」(楠田さん)
育休後、ほぼ100%がフルタイムで復帰

個を重んじる同グループでは、年功序列の人事制度ではなくジョブ型の雇用体系で、一人ひとりの能力や希望に合わせた「テーラーメイド型キャリア形成プラン」が採用されている。これは女性のためだけの制度ではないが、結果的にライフステージによって働き方に影響を受けやすい女性のキャリア形成につながっているようだ。
社員の6割が女性の日本ロレアルにおいて、女性管理職比率は社内のジェンダーバランスとほぼ同じ54%で、役員相当の女性比率は33%(2025年6月時点)にのぼる。また、女性比率が高いということは産休育休をとる社員も多いということだが、フレックスタイムの活用や戻ってきてからのインセンティブを工夫しながら設計することで、ほぼ100%がフルタイムで復帰。国によって育休の法制度などは異なるものの、こうした人事制度は基本的にグローバル共通だ。
加えて、多様性を大事にする企業文化を全世界の支社にも反映できるよう、本社の人事責任者と多様性担当ディレクターの直下には、各国のDEIコレスポンデント(特派員)を配置。コレスポンデントは本業とは別にDEIの旗振り役を担うわけだが、その活動は上司も理解し、本人が申請すれば評価する仕組みも整っているという。
「多様性を尊重するということは、自分も大切にされて、自分らしくいられるということなので、本来楽しくワクワクすることのはず。DEIはマイノリティのためではなく、全員に関わる問題であるとマインドセットすることが必要です」(楠田さん)
セミナーでは、このほかにも、
- 社会貢献としての女性活躍支援
- ビジネスを通じたDEI推進
- 対話を重視する人事評価システム
などのトピックスを紹介。フル動画は、後日Mashing UpのYouTube公式チャンネルでご覧になれます(無料)。
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#女性管理職比率54復帰率ほぼ100日本ロレアルが実践するDEIを文化にする方法 #Business #Insider #Japan