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2025-02-20 22:30:00
「富裕層が1000万円以上ワインに投資するケースもある。オルタナティブ投資(株や債券などではない投資)の一つとして、ワイン投資への関心が高まっている」(ワインバンク社長・中野邦人氏)
マネーフォワードのCVCなどが出資するWineBank(ワインバンク)は2月20日、投資用に高級ワインを購入・保管し、購入したワインを売買できるプラットフォームサービスを発表した。
ワイン投資では適切な購入価格・売却価格を把握するのが難しいほか、フリマサイトなどでの取り引きする場合、ワインが本物かどうかや、適切に保管され品質が劣化していないかなどを判断するのが難しいという課題がある。
ワインバンクでは流通経路が把握できているワインだけを販売し、倉庫で保管、市場調査に基づいた適正価格で売買できる。
同社によると、投資用にワインを購入・保管・売却を一つのサービスで行えるのは日本では他にないという。欧米などに比べて、日本ではまだワイン投資は一般的ではないが、取り引きの環境を整えることで市場拡大を目指す。
高騰するワイン価格

ワインバンクの前身は、北海道を拠点にワインの輸入や販売を行っていた中村という企業。現社長の中野邦人氏が2020年7月、中村の全株式を取得して事業承継し、社名をワインバンクに変更した。中村氏はもともと不動産コンサルティング企業を経て、ワインバンクの他にも複数の企業を設立している連続起業家だ。
高級ワインの価格は上昇傾向にある。

ロンドン国際ワイン取引所が発表している価格指標・Lix-ex Fine Wine1000(世界で取引されているボルドーやブルゴーニュ、イタリアなどの代表的なワイン1000銘柄の取り引き価格を基準にした指標)では、2004年からの20年間で価格が4倍程度に高騰している。
一方で直近では、ロシアによるウクライナ侵攻によるリスク回避や、アメリカやヨーロッパの利上げに反応した投資が増えた影響などで、投資目的を含めた高級ワインの価格は約1割ほど急落している。
それでも中野氏は「国内外で富裕層は増えている。最近ではNISAへの関心も一巡してきており、ワイン投資への関心は高い」と強気だ。
「ブルゴーニュの例で言えば、2024年はワインの生産量が落ちたことで、2024年のビンテージ(ワインの生産年)の価格はポジティブに上がっている。ワインの特徴は同じビンテージは減っていくことにあり、富裕層などが希少価値の高いワインを求める傾向は替わらないと考えている」(中野氏)
最低5万円からワイン投資
ワイン投資としては、スタンダードコースが「最低100万円から10万円単位」で投資し、グロースコースは「最低5万円から」投資するサービスになっている。
投資金額に応じてワインバンクが世界各地の銘柄からワインを選定。50万円だと20本程度のワインを購入し保管する。投資で購入したワインはプラットフォームで売買できるほか、もちろん保管庫から取り出し、飲んで楽しむこともできる。
「ワイン投資の魅力の一つは自己消費もできる点にある。少額からも始めることができる投資なので、富裕層だけでなく幅広い層のワイン好きをターゲットにしたい」(中野氏)
なお、プラットフォームでワインを売る場合、売却価格の10%はワインバンクの手数料になる。
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