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2024-09-03 10:00:00
SOPAイメージズ/ゲッティイメージズ
- イギリスのロックバンド「オアシス(Oasis)」のファンは再結成ツアーをめぐって、アメリカのチケット販売会社チケットマスター(Ticketmaster)の 「イン・デマンド」価格に憤っている。
- 需要が急増すると料金が割り増しされる「サージ・プライシング」はライドシェア、レストラン、劇場などさまざまな業界で流行っている。
- プロモーターやアーティストは、チケット価格を需要に左右させるかどうか選ぶことができるとチケットマスターは説明している。
オアシスが再結成する。ただ、彼らが最後のコンサートチケットを売ってから、あまりに多くのことが変わった。
『Don’t Look Back in Anger』『Wonderwall』などで知られる世界的ロックバンドは先週、イギリスで再結成ツアーを行うと発表した。ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが一緒に演奏するのは15年以上ぶりとなる。ツアーは2025年7月から、カーディフ、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリンでの公演を予定している。
8月30日(日本時間31日)にチケットの先行予約販売を開始すると、すぐに”21世紀のぬかるみ”に足を踏み入れることになった。サージ・プライシングだ。
サージ・プライシングは、オンラインで商品を販売する企業が市場の需要の高まりに応じて価格を引き上げることを可能にする。全てが自動的に、ほぼ瞬時に行われる。
ライドシェアからボーリング、レストラン、ゴルフコースまで、アメリカやイギリスなどではサージ・プライシングがもはや一般的になっているが、ユーザーはこれが大嫌いだ。オアシスのファンも例外ではない。
この週末、彼らはチケットマスターでチケット価格が高騰したことに不満を漏らしていた。
「4時間待ちで、告げられたのはチケットの値段が148ポンド(約2万8000円)から355ポンド(約6万8000円)に上がった??? 彼らは『イン・デマンド(需要がある)』だから、と。これがどうして違法じゃないの?」とあるユーザーはX(旧Twitter)に投稿した。
CBSによると、ツアーのチケットはすでに転売サイトで売られていて、高いものは7800ドル(約114万円)もするという。オアシス側は先行予約販売を開始した翌日、チケットはチケットマスターを通じてのみ正式に転売されるとファンに警鐘を鳴らした。
「ご注意ください! Oasis Live ’25のチケットは@チケットマスターUKと@トゥイケッツを通じてのみ、額面金額で転売できます! 他のチケット販売サイトに掲載されているチケットは偽造もしくはプロモーターによってキャンセルされることになります」
Business Insiderはチケットマスターにコメントを求めたが、回答は得られなかった。同社はオアシスの再結成ツアーのチケット価格についてコメントを出していないが、公式サイトでは価格はチケットマスターが設定したものではないと説明している。
「プロモーターやアーティストがチケットの価格を設定しています。価格は固定価格または市場価格で、市場価格のチケットには『プラチナ』もしくは『イン・デマンド』とラベルを付けています」
サージ・プライシングは2023年も、論争に事欠かなかった。テイラー・スウィフトのEra’s Tourのチケットもチケットマスターで高騰し、通常は平均254ドル(約3万7000円)のチケットが5500ドル(約80万円)になったこともあった。
Era’s Tourの期間中、チケットマスターでのチケット価格があまりに高騰したため、アメリカ司法省がこれを問題視し、最終的には親会社のライブ・ネーション・エンターテインメント(Live Nation Entertainment)を独占禁止法違反で提訴した。
アメリカ経済自由プロジェクトが2023年に公表したレポートによると、世界有数のライブ会場100のうち68がアメリカにあり、そのうち53の会場がチケットの販売にチケットマスターを利用している。つまり、世界で最も興行収入の多い会場の実に78%がチケットマスターを利用していることになる。
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