2026年NFLプレシーズンの第2週が展開される中、新人選手の台頭とリーグ全体での戦術的な回帰が鮮明になっています。特にニューヨーク・ジェッツの1巡目指名選手であるオマール・クーパーJr.が、出場機会を増やしデプスチャートを上昇させていることが明らかになりました。
ジェッツ新人オマール・クーパーJr.の役割拡大
ニューヨーク・ジェッツのオマール・クーパーJr.は、ピッツバーグ・スティーラーズとの試合で先発出場しました。前週は2ndチームのみでの出場でしたが、今回の先発は彼がチーム内での順位を上げていることを示唆しています。PFFによると、ジェッツのワイドレシーバー(WR)陣では、Zポジションのギャレット・ウィルソンとXポジションのアドナイ・ミッチェルがトップ2として定着している模様です。
クーパーJr.は試合中、12パーソネル(RB1人、TE2人、WR2人)のセットで1スナップを記録したほか、前半を通じてアウトサイドでの出場機会を得ていました。PFFは、彼が11パーソネルのスロットに限定されず、12パーソネルでアウトサイドに出場することが、今後の価値を高める鍵になると分析しています。なお、ジェッツは今オフにケンヨン・サディクを指名しており、12パーソネルを多用する可能性があります。
リーグ全体で進む「アンダーセンター」への回帰とTE活用
戦術面では、ランゲームの再評価に伴い、クォーターバック(QB)がセンターの下に位置する伝統的な「アンダーセンター」の配置に戻る傾向が見られます。NFL.comのレポートによれば、ボルチモア・レイブンズとシンシナティ・ベンガルズの2チームがこの傾向を強めています。

- ボルチモア・レイブンズ:2シーズン前にデリック・ヘンリーを獲得して以来、アンダーセンターのスナップを増やしており、新オフェンシブコーディネーターのデクラン・ドイルの下で、ラマー・ジャクソンがこれまで以上に伝統的なアライメントを採用しています。
- シンシナティ・ベンガルズ:2020年のジョー・バロウ加入以来、主にショットガン形式で運用してきましたが、大きな戦術変更を行いました。Next Gen Statsによると、過去4年間のアンダーセンター率でリーグ最下位層(28位、30位、30位、31位)に低迷していたため、この変更が攻撃の再活性化につながるか注目されます。
また、タイトエンド(TE)の活用法も進化しています。ラムズが昨年導入した13パーソネル(TE3人)に続き、ベアーズのベン・ジョンソンは今プレシーズンに14パーソネル(TE4人、WR0人)を導入し、構造的なミスマッチを狙う傾向が強まっています。
新人WRの即戦力化とポジション争い
今シーズンは、ドラフトの指名順に関わらず、即戦力となるワイドレシーバーが多数輩出されています。クリーブランド・ブラウンズのKC・コンセプション(1巡目)とデンゼル・ボストン(2巡目)が即座に貢献しているほか、マイアミ・ドルフィンズの3巡目指名カレブ・ダグラスは、1年目からWR1になる可能性を秘めているとされています。また、ジャイアンツの3巡目指名マラカイ・フィールドは、ジャクソン・ダートからのパスをキャッチし、ハイライトとなるタッチダウンを記録しました。
一方、スティーラーズではWRの3番手枠を巡る激しい争いが続いています。DK・メトカーフとマイケル・ピットマンJr.が前週を欠場したため、ジャーミー・バーナードとローマン・ウィルソンが先発を務めました。バーナードは2巡目指名としてデビュー戦で輝きを放ちましたが、直近の試合ではキャッチを記録できず、スロットでの出場時間を増やしているウィルソンがわずかにリードしている状況にあります。
その他の注目選手と状況
QB陣では、ピッツバーグ・スティーラーズの3巡目指名ドリュー・アラーが注目を集めています。彼は第1週のパッカーズ戦で153ヤード、2タッチダウンを記録しました。また、デンバー・ブロンコスのボー・ニックスは、AFCディビジョナルラウンドのバッファロー・ビルズ戦で足首を骨折して以来、初出場を果たす予定であり、カンザスシティ・チーフスとの第1週に向けた調整に入っています。
