ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック、クワンテズ・スティーガーズ選手が、タンパベイ・バッカニアーズとの合同練習中に意識を失い救急搬送された後、病院から退院し自宅で静養していることがチームの発表により明らかになりました。
合同練習中の急変と迅速な救急搬送
フロリダ州フロラムパークで行われたタンパベイ・バッカニアーズとの合同練習は、突如として緊張感に包まれました。スペシャルチームのドリル中、コーナーバックのクワンテズ・スティーガーズ選手がサイドライン付近で突然昏倒しました。
ジェッツのヘッドコーチアーロン・グレンは、幸いにも本人の意識はあったとし、リーグ内の多くの医療スタッフが同様の状況でそうするように、チームのスタッフも素晴らしい仕事をこなし、万全な体制を整えるために必要な措置を講じたと述べました。
アーロン・グレン監督とチームメイトが語った状態
ジェッツのアーロン・グレン監督は練習後の取材で、スティーガーズ選手が搬送前に意識を取り戻し、会話も可能であったことを確認しました。監督自身も「練習後に様子を見に行くつもりだ」と語り、チーム全体として最善の対応が取られたことを強調しています。
練習が数分間中断される中、チームメイトの間にも大きな動揺が広がりました。ランニングバックのブリース・ホール選手は「非常に悲しく、エモーショナルだった。ひざまずいて彼のために祈り、無事を祈った」と語っています。また、ディフェンシブタックルのハリソン・フィリップス選手も「共有された情報によれば、状況は上向きだ」とチーム内の雰囲気を伝えました。
複数の現地報道によると、病院での経過観察を経て、スティーガーズ選手はわずか数時間で退院し、現在は自宅での回復に向かっています。ただし、どのような経緯で意識を失ったのかの原因や、練習に復帰できる時期についてはまだ明らかにされていません。
異色の経歴からNFLの舞台へ
24歳を迎えるスティーガーズ選手は、大学フットボールの経験を踏まずにプロの道へと進んだ異色の経歴で知られています。アトランタのザ・B.E.S.T.アカデミー高校を卒業後、大学へ進学せずにファン・コントロールト・フットボール(FCF)やカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)のトロント・アルゴノーツでプレーしました。2023年にはCFLの最優秀新人賞(Most Outstanding Rookie)およびイースト・オールスターに選出され、その活躍がNFLスカウトの目を引きました。


その後、2024年のNFLドラフト5巡目でジェッツに指名され、過去25年間でCFLから直接NFLドラフトに指名された初の選手となりました。ルーキーイヤーとなった一昨年は14試合(うち先発1試合)に出場して8タックルを記録し、昨シーズンは15試合に出場して4試合で先発を務め、27タックル、3パスディフェンス、2ファンブルリカバリーをマークしました。また、昨年チームのスターコーナーバックであるソース・ガードナー選手がインディアナポリス・コルツへトレードされたことに伴い、スティーガーズ選手は2026年シーズンに向けて先発の座を掴むチャンスをうかがっていました。チームの最新の非公式デプチャートでは、昨季16試合に先発したブランドン・ステファンズ選手の主要なバックアップとして位置づけられています。