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日英伊次期戦闘機GCAP、合弁会社エッジウィングが伊トリノに開発拠点を開設 日本と英国にも展開へ

次世代ステルス戦闘機の開発を担う合弁会社「エッジウィング」は現地時間10月9日、イタリアのトリノに初の開発拠点を設けた。日英伊3カ国の技術者が集結し、2035年の就役を目指して機体設計・エンジニアリング業務を本格化させる。今後、日本と英国にも同様の拠点を順次開設する計画だ。 トリノにGCAP初の設計・エンジニアリング拠点が始動 日英伊3カ国による次世代ステルス戦闘機開発計画「GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)」で、機体設計・開発を担う合弁会社エッジウィングは、イタリア北部のトリノに開発拠点を開設した。Aviation Wireによると、これは3カ国に設ける設計・エンジニアリング拠点の第1号となる。開所式にはエッジウィングのマルコ・ゾフCEOらが出席し、テープカットが行われた。トリノの新拠点には、今後数百人の技術者が勤務する見込みであり、まずは出資3社からの出向者を中心に構成される。 日本と英国にも開発拠点を展開する計画 エッジウィングは2025年6月に設立され、英国のレディングに本部を置いている。レディングにはGCAPを監督する政府間組織「GIGO(GCAP International Government Organisation)」のGCAPエージェンシーも拠点を構える。今回トリノに開設された拠点は共同本部とは別に設けられた最初の開発拠点であり、今後数カ月以内に日本と英国にも同様の設計・エンジニアリング拠点を設置する計画が進行中である。3カ国が地理的に分散した体制で、機体開発の知見を集約する狙いがある。 エッジウィング・イタリアの体制と雇用への影響 トリノに設立された初の国別組織「エッジウィング・イタリア」は、本格稼働時に約1000人が勤務する計画である。これに加え、出資企業であるレオナルドの従業員1000人超が、同社が担う業務に従事する。レオナルドはトリノ周辺のピエモンテ州で約5200人を雇用しており、このうちカゼッレで約2200人、トリノで約1800人が航空機の開発や製造に携わっている。州内には約420社の取引先が存在し、2025年の発注額は約7億4000万ユーロに達する見通しだ。 46億ポンドの契約で詳細設計へ加速 GCAPエージェンシーは今年7月3日、エッジウィングと46億ポンドの契約を締結した。この契約は3カ国が共同で資金を拠出する18カ月間の枠組みであり、高度な分析や構想検討の段階を完了させ、詳細設計・開発段階へ移行するためのものだ。エッジウィングは、英BAEシステムズ、伊レオナルド、日本航空機産業振興(JAIEC)の3社がそれぞれ33.3%を出資する合弁会社である。同社は機体の運用期間を通じて設計責任を負う主契約企業としての役割を担う。 2035年の就役を目指す次世代戦闘機の構想 GCAPは2035年の就役を目標に掲げている。開発中の機体には、高度なセンサーや通信技術のほか、AI(人工知能)による操縦士支援機能、ステルス技術などが導入される予定だ。生産や最終組立については、各国の産業界とサプライチェーンが担当する体制となる。日本から家族とともにトリノへ生活拠点を移す技術者も含まれており、3カ国の協力体制は実務レベルで具体化が進んでいる。今後、日本と英国で開設される拠点がどのような役割分担を担い、開発が加速するのかが焦点となる。

日英伊次期戦闘機GCAP、合弁会社エッジウィングが伊トリノに開発拠点を開設 日本と英国にも展開へ

次世代ステルス戦闘機の開発を担う合弁会社「エッジウィング」は現地時間10月9日、イタリアのトリノに初の開発拠点を設けた。日英伊3カ国の技術者が集結し、2035年の就役を目指して機体設計・エンジニアリング業務を本格化させる。今後、日本と英国にも同様の拠点を順次開設する計画だ。

トリノにGCAP初の設計・エンジニアリング拠点が始動

日英伊3カ国による次世代ステルス戦闘機開発計画「GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)」で、機体設計・開発を担う合弁会社エッジウィングは、イタリア北部のトリノに開発拠点を開設した。Aviation Wireによると、これは3カ国に設ける設計・エンジニアリング拠点の第1号となる。開所式にはエッジウィングのマルコ・ゾフCEOらが出席し、テープカットが行われた。トリノの新拠点には、今後数百人の技術者が勤務する見込みであり、まずは出資3社からの出向者を中心に構成される。

日本と英国にも開発拠点を展開する計画

エッジウィングは2025年6月に設立され、英国のレディングに本部を置いている。レディングにはGCAPを監督する政府間組織「GIGO(GCAP International Government Organisation)」のGCAPエージェンシーも拠点を構える。今回トリノに開設された拠点は共同本部とは別に設けられた最初の開発拠点であり、今後数カ月以内に日本と英国にも同様の設計・エンジニアリング拠点を設置する計画が進行中である。3カ国が地理的に分散した体制で、機体開発の知見を集約する狙いがある。

エッジウィング・イタリアの体制と雇用への影響

トリノに設立された初の国別組織「エッジウィング・イタリア」は、本格稼働時に約1000人が勤務する計画である。これに加え、出資企業であるレオナルドの従業員1000人超が、同社が担う業務に従事する。レオナルドはトリノ周辺のピエモンテ州で約5200人を雇用しており、このうちカゼッレで約2200人、トリノで約1800人が航空機の開発や製造に携わっている。州内には約420社の取引先が存在し、2025年の発注額は約7億4000万ユーロに達する見通しだ。

46億ポンドの契約で詳細設計へ加速

GCAPエージェンシーは今年7月3日、エッジウィングと46億ポンドの契約を締結した。この契約は3カ国が共同で資金を拠出する18カ月間の枠組みであり、高度な分析や構想検討の段階を完了させ、詳細設計・開発段階へ移行するためのものだ。エッジウィングは、英BAEシステムズ、伊レオナルド、日本航空機産業振興(JAIEC)の3社がそれぞれ33.3%を出資する合弁会社である。同社は機体の運用期間を通じて設計責任を負う主契約企業としての役割を担う。

2035年の就役を目指す次世代戦闘機の構想

GCAPは2035年の就役を目標に掲げている。開発中の機体には、高度なセンサーや通信技術のほか、AI(人工知能)による操縦士支援機能、ステルス技術などが導入される予定だ。生産や最終組立については、各国の産業界とサプライチェーンが担当する体制となる。日本から家族とともにトリノへ生活拠点を移す技術者も含まれており、3カ国の協力体制は実務レベルで具体化が進んでいる。今後、日本と英国で開設される拠点がどのような役割分担を担い、開発が加速するのかが焦点となる。

執筆者について: nipponese

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