米国のAnalogueは、スーパーファミコンの互換機「Super Nt+」とメガドライブの互換機「Mega Sg+」を発表した。価格は各219.99米ドルで、日本時間10月20日0時に予約受付が開始され、12月の出荷が予定されているとGizmodoが報じた。
Super Nt+が対応するカセットと本体の仕様
Super Nt+はスーパーファミコンおよび北米版SNESのカセットを2,200本以上サポートしており、リージョンフリー仕様となっている。本体サイズはCDケースをひと回り大きくした程度で、カラーバリエーションは「Classic」「SF」「Black」の3種類が用意されている。映像出力はHDMIによる最大1080pに対応しており、画面比率は8:7、4:3、1:1から選択可能だ。また、走査線風の表示機能や、プレイ中に音量や画面サイズを調整できるメニュー機能も搭載されている。
Mega Sg+の対応ハードと拡張機能
Mega Sg+は、メガドライブおよびジェネシスに加えて、マスターシステムのカセットにも対応するハードウェアだ。別売りのアダプターを使用することで、ゲームギアやセガ・マークIII用のソフトも遊ぶことができる。さらに、手持ちのメガCDを接続するためのパーツも付属している。出力解像度はSuper Nt+と同様に最大1080pとなっており、当時の実機の環境を手軽に再現できる設計だ。
1080p出力の理由とFPGAによる回路再現
Analogueの創業者でCEOであるクリストファー・テイバー氏が米Gizmodoの質問に対して語ったところによると、2D時代のゲームは大きめのドットを配置してスプライトやタイルで画面を構成しているため、1080pできれいに拡大した時点で絵はすでに完成しているという。4K解像度にしても隠れたディテールが現れるわけではなく、同じ絵を描く画素が増えるだけだと同氏は説明している。内部には当時のゲーム機の回路の動きをイチから組み込んだ「FPGA」チップを採用しており、エミュレーターとは異なり実物のゲームカセットを挿して遊ぶ仕組みだ。端子の汚れに対処するため、クリーナーが2本付属している。
現代の環境に合わせたワイヤレス接続と操作性
本体にはBluetoothおよびワイヤレスUSB用の2.4GHz受信機が内蔵されており、8BitDoなどのコントローラーを接続して操作できる。コントローラーのスタートボタンを押すだけで電源が入り、ゲームカセットの差し替えも電源を落とさずに行うことが可能だ。電源供給にはUSB-C端子を採用しているほか、当時の純正コントローラーをそのまま挿せる端子も2つ備えられている。初代Super Ntの発売から約8年ぶりの刷新となり、現代のテレビ環境に合わせつつ当時の手触りを再現した製品となっている。