台風25号が接近する中、羽田から伊丹へ向かった日本航空(JAL)117便の機内を撮影した動画が話題です。激しい揺れの中でも安全に運航を続ける技術と、乗客の心構えについて、YouTubeチャンネルを運営するともむらさんが体験を語りました。まいどなニュースおよびYahoo!ニュースが報じています。
台風25号の荒天を突っ切るJAL117便の離陸
台風25号が日本列島に接近する中、羽田空港から大阪・伊丹空港を目指した日本航空(JAL)117便は、激しい雨と風の中を離陸しました。窓には雨粒が絶え間なく流れ、機体は激しく揺れながらのフライトとなりました。この状況をYouTubeチャンネル「ともむら 乗り物・旅行」を運営するともむらさんが撮影し、動画として公開したことで注目を集めています。ともむらさんは、台風の接近をあらかじめ承知した上で、あえてこのフライトに搭乗しました。
「木の葉のように舞う」機内での体験
これまで数多くの荒天フライトを経験してきたというともむらさんですが、今回のJL117便について「人生で最も長く激しい揺れだった」と振り返ります。搭乗前から揺れのアナウンスはありましたが、終盤に発生した最大の揺れは、上下左右に振られ、まさに「木の葉のように舞う」ような状態だったといいます。しかし、ともむらさんは「航空機はこれほどの揺れにも余裕で耐えられる設計だと知っている」として、飛行自体への不安は感じなかったと語りました。
チケット確保は専門的な気象予報を活用
今回の搭乗にあたり、ともむらさんは一般的な天気予報だけでなく、「国内悪天予想図」といった航空関係者向けの情報を詳細に分析しています。その上で、揺れが予想される路線を特定し、JALやANAが提供する若者向け当日運賃(スカイメイト等)を活用して空きのある便を選択するという手法をとりました。帰り便が欠航になるなど、空港間移動で苦労する場面もあったものの、「あえて難局に飛び込み、ハラハラドキドキを視聴者と共有することがチャンネルの価値」だと強調しています。
揺れる機内で落ち着いて過ごすための秘訣
激しい揺れに遭遇した際、乗客が冷静さを保つためのコツについて、ともむらさんはいくつかのポイントを挙げています。まず、「今の飛行機はどんな揺れでも壊れない」「シートベルトさえしていれば基本的には怪我をしない」という前提知識を持つことが最も重要だといいます。そのほか、以下の対策も推奨しています。
- 前の席の乗客が揺れる様子を見て、自分だけではないと客観視する
- 酔いを防ぐために窓の外を見て、体の揺れと視認情報を一致させる
航空機の安全性に対する視聴者の反応
公開された動画に対し、視聴者からは多くのコメントが寄せられました。「見てるだけでも酔う」といった体験への共感のほか、「こんな気象でも飛べる技術がすごい」「飛行機は安全な乗り物なんだな」といった、運航の安全性や技術力に対する驚きの声が目立ちます。中には「ジェットコースター恐怖症には無理」という反応もあり、荒天時における航空機の揺れに対する捉え方は人によって大きく異なることがうかがえます。
今後の空の旅における気象情報への関心
今回の動画は、事前知識を持って荒天に臨むことで、たとえ機体が激しく揺れたとしても冷静さを保つことができるという一例を示しました。今後も台風などの悪天候時には、航空会社の運航情報や気象レーダーを注視する乗客が増えることが予想されます。ともむらさんのように、航空関係者向けの情報を含めて事前に備える姿勢は、不安定な気象条件下でのフライトを安全かつ冷静に過ごすための参考となりそうです。