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ロシア国防省、キーウなどへの攻撃激化を発表 ゼレンスキー氏の発言受け

ロシア国防省は4日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によるロシア製油所への攻撃強化発言を受け、首都キーウを含むウクライナ各地への大規模な軍事攻撃をさらに激化させると発表した。…

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ロシア国防省は4日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によるロシア製油所への攻撃強化発言を受け、首都キーウを含むウクライナ各地への大規模な軍事攻撃をさらに激化させると発表した。

ロシア国防省は日曜日、キーウおよびウクライナの他地域における軍事施設、防衛産業拠点、関連インフラに対する攻撃を一段と強化する方針を明らかにした。この発表は、ウクライナ側がロシア国内の製油所に対する攻撃姿勢を強めると表明したことへの直接的な対抗措置だ。

ゼレンスキー大統領による製油所攻撃の誓約とロシア側の反応

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、通信社のインタビューに対し、ロシアがキーウなどの都市住民を退去させるために進めている空爆政策に対抗するため、ウクライナはロシア国内の製油所攻撃に倍力を注ぐと述べた。ただし、民間人を標的にはしない方針を強調している。

これに対し、ロシア国防省は即座に反発した。同省のテレグラムチャンネルを通じて、ウクライナ側がロシア攻撃用の無人機やミサイルを製造しているキーウの軍需産業施設やウクライナ軍の利益に供するインフラ施設に対して、すでに大規模な攻撃を加えているのはキーウ政権の行動に対する当然の報復であると主張した。

また、ロシア国防省は、ゼレンスキー氏やウクライナ軍が以前にロシア国内での国家下院選挙の投票妨害を試み、その際のテロ攻撃によって市民が犠牲になったと主張し、ロシア各地に対するウクライナ側の無人機攻撃などへの報復として今回の大規模攻撃を行っていると重ねて言及している。

ドニプロ川をまたぐ橋梁への相次ぐ攻撃と市民生活への打撃

ロシア軍によるインフラ攻撃は激しさを増しており、キーウ市内ではドニプロ川を東西に結ぶ橋梁が相次いで標的となっている。ドニプロ川はキーウの街を二分しているため、その橋梁網の寸断は重大な問題を引き起こす要因となる。ロシア国防省は10月3日の土曜日の朝、無人航空機による夜間の空爆で、ウクライナ軍の軍事貨物輸送や部隊の移動に利用されている同市のドニプロ川にかかる北部道路橋が被弾したと発表した。

直近の数日間にはドニプロ川の西側と東側を結ぶ他の複数の渡河点や橋梁に対しても攻撃が行われており、相次ぐ攻撃によって首都のインフラや通信設備、燃料拠点などが大きな打撃を受けている。こうした激しい攻撃キャンペーンは、厳冬期を控えた首都キーウの住民の日常生活を深刻に脅かしている。

外国要人と外交官に対するロシア外務省の退避警告

軍事的な緊張が一段と高まる中、ロシア外務省は3日、外交使節団のスタッフを含むすべての外国籍者に対し、ウクライナへの滞在や渡航を控えるよう改めて強く警告した。同省は、すべての人がこうした警告に耳を傾けているわけではなく、自らの命を重大な危険に晒していると指摘している。

こうしたロシア側の威嚇に対して欧州各国は結束を維持する姿勢を示している。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は4日にキーウを電撃訪問し、ロシアからの脅威に屈しない姿勢を強調した。ポーランド外務省も、ロシアの脅威によって自国の外交官をキーウから撤退させることはないと表明し、欧州によるウクライナ支援を揺るぎないものにすると強調している。

ロシア国防省、キーウなどへの攻撃激化を発表 ゼレンスキー氏の発言受け
写真:The Moscow Times

なお、メディアの間で大使館スタッフのリヴィウやポーランド東部への移転に関する報道がなされたことについて、ウクライナ外務省のフオルヒ・ティヒイ報道官は、国家安全保障・国防会議下の偽情報対策センターを通じて、外国の外交ミッションからスタッフ移動に関する通知や要請は一切受け取っていないと述べ、公式の情報源を確認するよう呼びかけている。

総額15億ドル規模の新たな防衛支援と今後の見通し

キーウを訪問したドイツのメルツ首相は、ゼレンスキー大統領との共同記者会見において、約15億ドルにのぼる新たな支援パッケージを明らかにした。この中には、ロシア軍のジェット推進型無人機に対抗するための迎撃システムの共同生産に向けた資金拠出が含まれている。近年、ロシア側の新たな無人機がウクライナの防衛網をすり抜ける事態が相次いでおり、両首脳は防空体制の強化が喫緊の課題であることで一致した。

ロシア国防省、キーウなどへの攻撃激化を発表 ゼレンスキー氏の発言受け
写真:Radio Free Europe/Radio Liberty
ロシア国防省、キーウなどへの攻撃激化を発表 ゼレンスキー氏の発言受け
写真:The Times of India

メルツ首相のキーウ滞在中には何度も空襲警報が鳴り響き、ドイツ大使館からわずか数分の場所にある科学アカデミーが過去の無人機攻撃で被弾していたことも明かされた。メルツ首相はこれを「日常的な戦争犯罪」と非難しつつ、モスクワからの脅威にもかかわらず訪問を決行したことでいかなる恐喝にも屈しない姿勢を示した。

ゼレンスキー大統領は、ロシアが今冬に向けてインフラや物流施設、さらには都市部の学校や病院など広範な民間インフラを標的とする「新ドクトリン」に踏み切ったことを示す情報書類をウクライナの諜報機関が入手したと明らかにしている。ロシア側が軍事的な攻勢をさらに強める構えを見せる中、双方が報復の連鎖を断ち切る兆しは見えていない。

執筆者について: nipponese

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