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リンディ・クランシーの殺人裁判で審理無効、弁護側が検察との司法取引を模索

プリマス郡の裁判所で審理されていたリンディ・クランシーの殺人裁判は、陪審員が評決に達せず、2026年9月4日にウィリアム・サリヴァン裁判官によって審理無効(ミストライアル)が宣言されました。弁護側は検察官との司法取引の可能性に前向きな姿勢を示しています。…

リンディ・クランシーの殺人裁判で審理無効、弁護側が検察との司法取引を模索

プリマス郡の裁判所で審理されていたリンディ・クランシーの殺人裁判は、陪審員が評決に達せず、2026年9月4日にウィリアム・サリヴァン裁判官によって審理無効(ミストライアル)が宣言されました。弁護側は検察官との司法取引の可能性に前向きな姿勢を示しています。

陪審員の意見不一致による審理無効とケビン・レディングトンの見解

2026年9月3日にプリマスで行われた裁判では、陪審員が約2か月にわたる審理の末に意見の一致を見ず、異例の指示が出される事態となりました。フォックス・ニュースの報道によると、陪審員は11対1の対立状態で膠着状態に陥り、ウィリアム・サリヴァン裁判官が金曜日に審理無効を宣言しました。

被告であるリンディ・クランシーの弁護人を務めるケビン・レディングトンは、当初は一人の陪審員に対して強い不満を表明していましたが、その後のメディアの取材では姿勢を軟化させました。レディングトンは、「Good Morning America」へのインタビューで、唯一の反対票を投じた陪審員が疑念を認めていたにもかかわらず、裁判官が指示した「合理的疑い(reasonable doubt)」の法を適用することを拒否したと主張し、「That’s not right」と述べました。

リンディ・クランシーの殺人裁判で審理無効、弁護側が検察との司法取引を模索
Photo: abc7.com

今回の陪審員は女性9名、男性3名の計12名で構成されていました。彼らは、精神疾患による責任能力の欠如(not guilty by reason of insanity)から、過失致死(manslaughter)、第一級殺人(first-degree murder)まで、幅広い選択肢を検討していました。クランシーを有罪とするには、彼女が意図的に子供たちを殺害し、かつ精神病的な崩壊(psychotic break)を経験していなかったことを、陪審員全員が合理的疑いを超えて確信する必要がありました。

検察との司法取引に向けた模索と今後の法的手続き

ケビン・レディングトン弁護士は、Tim氏とは30年来の付き合いであり、非常に攻撃的な検察官であるため、彼の話を聞く用意があると考えています。

リンディ・クランシーの殺人裁判で審理無効、弁護側が検察との司法取引を模索
Photo: nypost.com

レディングトンは、プリマス郡地方検事のティモシー・クルーズ(Timothy Cruz)に対し、政府側と弁護側の双方から提示された証拠をふまえ、この問題を再検討し、「双方にとって受け入れ可能な解決策(work something out that would be acceptable to both sides)」を見出すことを期待していると述べました。

一方で、レディングトンはCBSボストンに対し、「リンディ・クランシーを一日たりとも刑務所に入れるような司法取引はしない」と述べ、彼女は「刑務所に入るべきではない(doesn’t deserve jail)」と主張しました。また、彼はドナルド・トランプ大統領に対し、クランシーがどのような人物であり、どのような経験をしたかを考慮し、恩赦(pardon)を検討するよう訴えました。ただし、本件は州の起訴であるため、恩赦の権限を持つのはマサチューセッツ州知事のみとなります。

Lindsay Clancy’s lawyer talks mistrial, says jury was ‘robbed’ by holdout juror

今後の手続きについて、ウィリアム・サリヴァン裁判官は9月29日に聴聞会を設定しました。この手続きにおいて、レディングトン弁護士はクランシーの無罪を宣言するよう裁判官に求める可能性がありますが、これは成功する可能性が非常に低い「long shot」な動きであるとされています。

この聴聞会では、検察側が二度目の裁判を求めるかどうかも明らかになります。また、検察は司法取引を模索するか、あるいは極めて可能性は低いものの、起訴を取り下げる選択肢もあります。サリヴァン裁判官は、再裁判が行われる場合は、弁護士、証人、裁判所管理職員を含む関係者全員がカレンダーを確認し、適切な日程を調整する必要があることを示唆しました。

事件の背景と法廷で争われた精神状態

この事件は、2023年1月にマサチューセッツ州ボストン南部の自宅で発生しました。元に労働・分娩看護師である36歳のリンディ・クランシーは、6歳未満の3人の子供たち(コーラ、ドーソン、カラン)を絞殺したとして、第一級殺人の罪で3件起訴されました。

Lindsay Clancy attorney signals plea deal openness after mistrial
Photo: foxnews.com

クランシーは子供たちを絞殺した事実は否定していませんが、その行動は産後精神病(postpartum psychosis)によるものであると主張しています。裁判では、彼女の出産後の精神健康状態について、数週間にわたり矛盾する証言が飛び交い、陪審員は7日間にわたって評議を行いました。

クランシーは現在も殺人罪で起訴されており、事件が解決するまで精神病院に拘束され続けることになります。

Prosecutors speak to reporters after Lindsay Clancy mistrial
執筆者について: nipponese

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