サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港が攻撃を受け、米国籍の1人を含む12人が死亡、300人以上が負傷した。.
キング・ハーリド国際空港へのミサイル攻撃と死傷者の発生
サウジアラビアの一般航空当局は、土曜日に発生した首都リヤドのキング・ハーリド国際空港への攻撃により、12人が死亡し、300人以上が負傷したと発表した。国内線専用の第3および第4ターミナル周辺の施設にミサイルが直撃した。犠牲者にはサウジアラビア国民4人のほか、バングラデシュ国籍2人、エジプト、ヨルダン、シリア、パレスチナ、スーダン、そしてアメリカ合衆国籍の各1人が含まれている。
負傷者は複数の病院に搬送されて治療を受けており、一部の負傷者は重体となっている。現地からの映像では、空港周辺から濃い黒煙と炎が立ち上る様子が確認されている。
イエメンのフーシ派による攻撃と米国および国際社会の反応
サウジアラビア主導の軍事連合は、今回の攻撃について、イエメンを拠点とするイラン支援のフーシ派による犯行であると断定し、完全な戦争犯罪であるとして強く非難した。ドナルド・トランプ氏は、事態を把握した上で米国が軍事介入に踏み切るか検討している姿勢を示した。
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Donald Trump, via CBS News
相次ぐ空港閉鎖と拡大する航空網への深刻な影響
サウジアラビア当局は事態を受けて土曜日に同空港の閉鎖を発表し、その後も閉鎖期間を延長した。欧州連合航空安全局(EASA)は、フーシ派が首都リヤドを含むサウジアラビア奥深くの標的を攻撃する能力を有していることを指摘し、同国の空域に関するガイダンスを拡大している。また、ミサイルやドローンの攻撃および迎撃の試みにより、民間航空機が誤認されるリスクが増大しているとも警告した。

米国、イギリス、ドイツ、オーストラリア、カナダなどの各国政府は、自国民に対して同空港への渡航や接近を控えるよう勧告を出した。フライトトラッカーのデータによれば、過去24時間でリヤド空港発着の便が多数キャンセルされた。
事件前には、エア・インディア、フライドバイ、ルフトハンザ・グループ、パキスタン国際航空などがサウジアラビア各空港への発着便の運行を一時的に見合わせていた。また、サウジアラビアの国営航空会社も乗客の乗っていない機体1機が被害を受けたことを明らかにしている。
これまでの経緯と地域を揺るがす軍事衝突の背景
サウジアラビアとフーシ派の間では、2015年に王国がイエメンの内戦に介入して以来戦闘が続いてきた。2022年の停戦合意によって相対的な平穏が保たれていたものの、イランからの航空機を着陸させようとした際にサウジアラビア側がサナア国際空港を砲撃したとフーシ派が主張したことから、7月に戦闘が再燃した。フーシ派はこれを機に、サウジアラビアによる封鎖への報復として、紅海における船舶の通航制限を強めている。

直近ではサウジアラビア主導の連合軍が大規模な軍事攻勢を仕掛けており、紛争の激化に伴いサウジアラビア国内の主要空港や石油インフラ、軍事施設が相次ぐ標的となっている。
さらに、サウジアラビア当局は今週、ミサイルやドローンの迎撃およびその被害現場に関する撮影や情報拡散を行った場合、法的責任を問われることになると警告を発している。