日本語版
最新ニュース
日本

ユーチューバー池田実貴容疑者ら3人逮捕、遺族が提訴

「詐欺撲滅」を掲げて登録者数100万人を超える人気YouTuberの男ら3人が、京都市の不動産会社元代表の男性に対する名誉毀損や恐喝未遂の疑いで京都府警に逮捕された。動画の公開後に男性が死亡したことをめぐり、遺族は京都地裁に約2億3000万円の損害賠償を求めて提訴している。 逮捕されたYouTuberと事件の概要 登録者数100万人を超える「KENZO【新宿109】」として活動するユーチューバー、池田実貴容疑者(28)が名誉毀損の疑いで京都府警に逮捕されたと、Yahoo!ニュースが報じた。池田容疑者は2025年6月、京都市の不動産会社代表だった中野拓磨さんを誹謗中傷する動画を投稿し、名誉を傷つけた疑いが持たれている。アサ芸プラス(au Webポータル掲載)によると、チャンネル登録者103万人を誇る同容疑者は「僕の職業は、詐欺師です」「被害総額20億円以上」「京都の寄生虫との呼び声も!?」などのテロップを表示し、企業買収をめぐって詐欺に及んだという主旨の動画を公開していた。 遺族による提訴と損害賠償請求 読売新聞の報道によると、男性の遺族は15日、投稿などで男性が自殺したとして、逮捕された3人に対し慰謝料など約2億3000万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。亡くなった中野拓磨さんは当時36歳だった。母親のさえ子さん(73)が京都市内で記者会見を開き、明らかにした。訴状などによると、中野さんは死亡前に「動画の反響がありすぎて、犯罪者認定みたいなのをされた」と語る映像を残していたという。さえ子さんは、動画の中の姿だけで息子の人柄まで痛めつけられた悔しさを訴えている。 写真:読売新聞 浮上した恐喝未遂の容疑と金の要求 事件をめぐっては、中野さんから現金30億円を脅し取ろうとした疑いで、岡山市の会社役員・赤木誠容疑者(46)ら2人も恐喝未遂容疑で逮捕された。アサ芸プラスなどの報道によると、もう1人の逮捕者は安田裕貴容疑者(35)とされる。中野さんは2023年に自らの会社の株式を赤木容疑者らに譲渡したが、2025年春ごろから理由もなく騙されたなどと言われるようになり、警察を動かすや刑務所に入れるぞといった脅しを受けていた。公開された当時の電話音声では、赤木容疑者が中野さんに「僕の職業は詐欺師です」と言わせるやり取りが残されている。 告発系動画がもたらす影響と危うさ アサ芸プラスの報道では、告発系ユーチューバーの「正義」のあり方が改めて問われている。詐欺被害を訴える人の声を広げ、悪質な行為に注意を促すことには意義があるが、視聴者が多いほど影響力が増し、内容が十分に検証されていなければ大きな被害をもたらしかねない。動画配信関係者の指摘として、YouTubeをテレビの報道番組のように信頼してしまう人がいることや、疑惑が事実として確定する前にネット上で「犯人」が出来上がってしまう危険性が挙げられている。告発する側には情報の根拠を確認し、疑惑と事実を区別する責任がある。 写真:smart-flash.jp 容疑者らの供述と今後の捜査の行方 京都府警は15日に3容疑者を送検した。読売新聞の報道によると、警察の調べに対し、赤木誠容疑者は「間違いないが、お金を取る目的ではなかった」と供述している。一方、安田裕貴容疑者は「弁護士と話してから、言うかを決める」、池田実貴容疑者は「弁護士と話してから話す」とそれぞれ述べており、認否を留保している。動画配信による名誉毀損や多額の金銭要求、そして男性の自殺という重大な結果に至った経緯について、司法の場でどこまで事実が明らかにされるのか注目が集まっている。

ユーチューバー池田実貴容疑者ら3人逮捕、遺族が提訴

「詐欺撲滅」を掲げて登録者数100万人を超える人気YouTuberの男ら3人が、京都市の不動産会社元代表の男性に対する名誉毀損や恐喝未遂の疑いで京都府警に逮捕された。動画の公開後に男性が死亡したことをめぐり、遺族は京都地裁に約2億3000万円の損害賠償を求めて提訴している。

逮捕されたYouTuberと事件の概要

登録者数100万人を超える「KENZO【新宿109】」として活動するユーチューバー、池田実貴容疑者(28)が名誉毀損の疑いで京都府警に逮捕されたと、Yahoo!ニュースが報じた。池田容疑者は2025年6月、京都市の不動産会社代表だった中野拓磨さんを誹謗中傷する動画を投稿し、名誉を傷つけた疑いが持たれている。アサ芸プラス(au Webポータル掲載)によると、チャンネル登録者103万人を誇る同容疑者は「僕の職業は、詐欺師です」「被害総額20億円以上」「京都の寄生虫との呼び声も!?」などのテロップを表示し、企業買収をめぐって詐欺に及んだという主旨の動画を公開していた。

遺族による提訴と損害賠償請求

読売新聞の報道によると、男性の遺族は15日、投稿などで男性が自殺したとして、逮捕された3人に対し慰謝料など約2億3000万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。亡くなった中野拓磨さんは当時36歳だった。母親のさえ子さん(73)が京都市内で記者会見を開き、明らかにした。訴状などによると、中野さんは死亡前に「動画の反響がありすぎて、犯罪者認定みたいなのをされた」と語る映像を残していたという。さえ子さんは、動画の中の姿だけで息子の人柄まで痛めつけられた悔しさを訴えている。

ユーチューバー池田実貴容疑者ら3人逮捕、遺族が提訴
写真:読売新聞

浮上した恐喝未遂の容疑と金の要求

事件をめぐっては、中野さんから現金30億円を脅し取ろうとした疑いで、岡山市の会社役員・赤木誠容疑者(46)ら2人も恐喝未遂容疑で逮捕された。アサ芸プラスなどの報道によると、もう1人の逮捕者は安田裕貴容疑者(35)とされる。中野さんは2023年に自らの会社の株式を赤木容疑者らに譲渡したが、2025年春ごろから理由もなく騙されたなどと言われるようになり、警察を動かすや刑務所に入れるぞといった脅しを受けていた。公開された当時の電話音声では、赤木容疑者が中野さんに「僕の職業は詐欺師です」と言わせるやり取りが残されている。

告発系動画がもたらす影響と危うさ

アサ芸プラスの報道では、告発系ユーチューバーの「正義」のあり方が改めて問われている。詐欺被害を訴える人の声を広げ、悪質な行為に注意を促すことには意義があるが、視聴者が多いほど影響力が増し、内容が十分に検証されていなければ大きな被害をもたらしかねない。動画配信関係者の指摘として、YouTubeをテレビの報道番組のように信頼してしまう人がいることや、疑惑が事実として確定する前にネット上で「犯人」が出来上がってしまう危険性が挙げられている。告発する側には情報の根拠を確認し、疑惑と事実を区別する責任がある。

ユーチューバー池田実貴容疑者ら3人逮捕、遺族が提訴
写真:smart-flash.jp

容疑者らの供述と今後の捜査の行方

京都府警は15日に3容疑者を送検した。読売新聞の報道によると、警察の調べに対し、赤木誠容疑者は「間違いないが、お金を取る目的ではなかった」と供述している。一方、安田裕貴容疑者は「弁護士と話してから、言うかを決める」、池田実貴容疑者は「弁護士と話してから話す」とそれぞれ述べており、認否を留保している。動画配信による名誉毀損や多額の金銭要求、そして男性の自殺という重大な結果に至った経緯について、司法の場でどこまで事実が明らかにされるのか注目が集まっている。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。