ミルウォーキー・ブルワーズの若きエース、ジェイコブ・ミシオリウスキーは、ワールドシリーズ第1戦で史上最速の103.5マイル(約166.6キロ)を計測し、チームを3-2の勝利に導きました。本拠地アメリカンファミリー・フィールドで開幕したシリーズは、ブルワーズがブルペン陣の奮闘でリードを守り切る展開となりました。
ジェイコブ・ミシオリウスキーが刻んだワールドシリーズ最速記録
24歳の右腕ジェイコブ・ミシオリウスキーは、タンパベイ・レイズとのワールドシリーズ第1戦の初球で、いきなり歴史を塗り替えました。彼が投じた103.5マイルのフォーシームは、2016年のワールドシリーズ第2戦でアロルディス・チャップマン(シカゴ・カブス)が記録した103.2マイルを上回り、スタットキャストによる計測史上、ワールドシリーズにおける先発投手としての最速記録となりました。
ミシオリウスキーは初回、13球中11球でフォーシームを選択し、平均101.9マイルを記録するなど圧倒的な力を見せつけました。この日の彼は5回を投げて被安打4、奪三振3、失点1という内容で、レギュラーシーズン中のような圧倒的な三振の山を築くことはできませんでしたが、チームに勝利をもたらすための役割を果たしました。
「完璧とは言えないが、勝利を手にするには十分だった」
ジェイコブ・ミシオリウスキー、ブルワーズ投手
レイズの攻撃戦略とブルワーズのブルペンによる守備
レイズはミシオリウスキーの球数を増やすことで、早い回にブルペンを引きずり出す戦略を立てていました。実際、ミシオリウスキーは2回にわたるポストシーズンの登板でも5回を投げ切れておらず、レイズ打線は粘り強いアプローチで対抗しました。しかし、この日はブルワーズ側も対策を講じていました。

ブルワーズのパット・マーフィー監督は、ミシオリウスキーが降板した後、アブナー・ウリベ、アーロン・アシュビー、トレバー・メギルの3投手による継投策を敢行し、9回にはトレバー・メギルがレイズのジョニー・デルカから三振を奪い勝利を締めくくりました。この緊迫した終盤の守備について、外野手のクリスチャン・イエリッチはチームの戦いぶりを振り返りました。.
「素晴らしい気分だ。みんながすぐに落ち着き、見事な仕事をしてくれた。まだ先は長いが、最初の1勝を挙げられたのは大きい」 クリスチャン・イエリッチ、ブルワーズ外野手
本拠地アメリカンファミリー・フィールドの熱狂と次の展望
1982年以来、球団史上2度目のワールドシリーズ進出となったブルワーズにとって、本拠地での勝利は格別な意味を持ちました。この試合には43,250人の観客が詰めかけ、立ち見席まで満員となる熱狂ぶりでした。ミシオリウスキーにとっても、この声援は大きな支えとなりました。

一方、敗れたレイズのケビン・キャッシュ監督は、第1戦での敗戦にもかかわらず前向きな姿勢を崩していません。「少しだけ届かなかったが、敗戦から得られる収穫もある」とコメントしています。両チームは土曜日に第2戦を行い、その後フロリダへ移動して3連戦に臨む予定です。
| 項目 | 記録・詳細 |
|---|---|
| 第1戦スコア | ブルワーズ 3-2 レイズ |
| ミシオリウスキーの最速球速 | 103.5 mph |
| 勝利投手 | ジェイコブ・ミシオリウスキー |
| 開催地 | アメリカンファミリー・フィールド |
ミシオリウスキーは、ポストシーズンにおいてチームが勝利した全試合でマウンドに立っており、ブルワーズは彼が先発した試合で無敗を維持しています。史上初となるワールドシリーズ制覇を目指すブルワーズにとって、若きエースと鉄壁のブルペン陣の連携が、今後の戦いの鍵を握ることになります。