NFLの伝説的なクォーターバック(QB)であり、現在は解説者として活躍するトロイ・エイクマン氏が、ESPNとの現行契約の満了と放送席からの退社の可能性を見据え、古巣ダラス・カウボーイズのオーナー兼ゼネラルマネージャー(GM)を務めるジェリー・ジョーンズ氏に対して歩み寄りを見せていると、NBC Sportsが報じた。
トロイ・エイクマン氏、ESPN退社を見据えダラス・カウボーイズのジェリー・ジョーンズ氏に歩み寄り
エイクマン氏の5年総額9,000万ドルの契約は今シーズン終了後に満了を迎える予定であり、ESPNとの間で契約延長に向けた動きが見られないことから、同氏の去就に注目が集まっている。The GuardianやDiario ASなどの報道によると、長年コンビを組んできた実況のジョー・バック氏が総額1億ドル規模の長期延長契約を結んだ一方で、エイクマン氏の処遇は不透明なままだという。
フロント入りへの意欲とジョーンズ氏との関係
長年NFLのフロントオフィスで働くことに意欲を示してきたエイクマン氏は、マイク・フィッシャー氏の取材に対し、ジョーンズ氏との関係について次のように語っている。
「ジェリーが望むなら、いつでも昼食、朝食、あるいは夕食を共にする。それが仕事の面会である必要もない。私たちは長い付き合いなのだから」 NBC Sports
さらにエイクマン氏は、1989年のドラフトでジョーンズ氏に全体1位で指名された過去に触れ、「もしジェリーが私を必要とし、チームを良くするために力を貸してほしいと感じてくれるなら、真剣に検討するだろう」と述べている。NBC Sportsの報道によれば、ジョーンズ氏もまた、今週の四半期オーナー会議においてエイクマン氏について「彼は非常に有能であり、キャリアを通じてまだ若さがある」と高く評価している。
放送業界における背景と今後の展望
エイクマン氏とバック氏は2022年にFOXからESPNへ移籍し、長年課題であった『マンデーナイトフットボール(MNF)』の放送席に安定をもたらした。The GuardianやFox Newsが伝えるところでは、両者はパット・サマオール氏とジョン・マッデン氏が保持していた放送コンビの継続記録を更新している。
しかし、10月12日のロサンゼルス・ラムズ対バッファロー・ビルズ戦の前には、契約をめぐる緊張から両者が口論になったとの報道もあり、周囲の環境は揺れている。The Guardianの取材に対してエイクマン氏は、「キャリアで初めて、この仕事が自分から奪われるかもしれないと実感している」と率直な心境を吐露した。
シーズン終了後にフリーエージェントとなるエイクマン氏が再び放送席に残るのか、あるいはNFLのフロント業務など別の道へ進むのか、今後の動向が注目されている。