ミルウォーキーでのナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)初戦と第2戦を終え、レギュラーシーズンで100勝以上を挙げた2チームの激突は、ブルワーズが2連勝を飾るという衝撃的な展開で幕を開けました。2年連続世界一を目指すドジャースは、崖っぷちに立たされています。
ウィリアム・コントレラスの活躍とブルワーズの逆転劇
第2戦は序盤から激しいシーソーゲームとなりました。ドジャースが試合を通じて3度リードを奪いましたが、ブルワーズはそのたびに同点に追いつき、最後は7-4で勝利を収めました。ウィリアム・コントレラスは5回、ドジャースの救援投手クリス・ブビックからセンターへ436フィート(約133メートル)の同点本塁打を放ち、6回には勝ち越しとなる適時打を記録しました。コントレラスは今回がポストシーズン3度目のマルチヒットゲームであり、今秋だけで計3本の本塁打を放っています。
山本由伸を苦しめた3回の12球粘り
試合の転換点となったのは、3回裏のジェイク・バウアーズによる打席でした。バウアーズはドジャースの先発投手・山本由伸に対し、ファウルで粘り続け、計12球を投げさせて四球を選びました。この打席だけで7分15秒を要し、山本を降板させるきっかけを作りました。山本はポストシーズンでのキャリア最短となるわずか2回2/3で降板。過去のプレーオフでドジャースが敗戦した後の先発時に3勝0敗、防御率1.23を誇っていたエースが、この日はブルワーズ打線の執拗な攻撃に屈しました。
「やりすぎないように、バットが開かないように、真ん中に来る球を待つ。もし来たら逃さない、来なければ四球を選ぶまで戦い抜く。ただ競い合うモードだった」
ドジャースは、山本を降板させた後もブルワーズの投手陣を攻略できず、特に得点圏での打撃に苦しんでいます。今ポストシーズン、ドジャースは得点圏で26打数2安打と、決定打を欠く状況が続いています。ウィル・スミスも今ポストシーズンで23打数1安打、8三振と不振に苦しんでおり、打順を5番に下げるなど苦肉の策を講じています。
ポストシーズンで歴史的な無失点を続けるブルワーズ救援陣
ブルワーズの勝利を支えたのは、鉄壁の救援陣です。この試合、先発ロガン・ヘンダーソンが降板した後の5イニングを、ダスティン・メイ、ジョジョ・ロメロ、アブナー・ウリベ、アーロン・アシュビーの4投手が完璧に抑えました。ポストシーズンにおいて、救援陣が5イニング以上を投げ、打者15人全員を完璧に打ち取ったのは史上初のことです。ブルワーズの救援陣は、今ポストシーズンで計28回2/3を投げ、許した自責点はわずか1点という驚異的な成績を残しており、防御率は0.31に達しています。

追い詰められたドジャースと今後の展望
対するパット・マーフィー監督は、油断を見せません。「我々はドジャースを非常に尊敬している。彼らは間違いなく、ここ数年で最高のチームの一つだ。対戦相手が誰であろうと、リングに上がって戦うだけだ」と述べ、第3戦以降も変わらぬ闘争心を強調しました。
「我々はベストと戦いたい。彼らは間違いなくここ数年ベストであり続けてきた。だからこそ、素晴らしいシリーズになるはずだ」