ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック、クワンテズ・スティガーズ選手(24)が、フロラムパークでのタンパベイ・バッカニアーズとの合同練習中に意識を失い、救急車で病院へ搬送されました。アーロン・グレンコーチによると、搬送前には意識があり会話も可能だったとのことです。
練習中の突発的な事態と迅速な医療対応
火曜日、ニューヨーク・ジェッツとタンパベイ・バッカニアーズの合同練習中、スペシャルチームのドリルを行っていたスティガーズ選手が突然、サイドラインで倒れました。アーロン・グレンコーチは、選手がプレー後にサイドラインへ戻った際の様子を次のように振り返っています。
「スティガーズはプレーを終えてサイドラインに来たのですが、実際に倒れてしまいました。幸いなことに意識はあり、我々のチームの医療スタッフはリーグの多くのチームと同様に、こうした状況で必要な措置を迅速に講じてくれました」 アーロン・グレン、ジェッツ・コーチ
この出来事により、合同練習は10分間中断されました。現場ではスティガーズ選手が担架に乗せられる際、点滴(IV)を受けている様子が確認されました。近くにいたファンが拍手で応援を送る中、チームメイトたちはサイドライン付近で膝をつき、祈りを捧げる一幕もありました。
スティガーズ選手の容態と周囲の反応
搬送後、ジェッツはスティガーズ選手の容態について公式な最新情報を発表していませんが、チーム関係者からは前向きな見通しが示されています。グレンコーチは練習終了後の会見で、スティガーズ選手が搬送前に会話が可能であったことを強調し、万全を期すために医療機関での検査が必要であったと説明しました。

「彼は話すことができました。この後、病院へ行って彼と会い、すべてが大丈夫であることを確認したいと思っています。概ね、彼の状態は良好でした」 アーロン・グレン、ジェッツ・コーチ
また、チームメイトであるランニングバックのブリース・ホール選手は、当時の状況を「非常に悲しく、感情的なものだった」と述べ、「膝をついて彼のために祈り、無事を願うしかなかった」と語っています。ディフェンシブタックルのハリソン・フィリップス選手も、チームに共有された情報として「状況は上向いている」とコメントしました。
スティガーズ選手の経歴とNFLでの歩み
スティガーズ選手のキャリアは、NFL選手としては極めて異例の道を辿っています。高校卒業後、大学でプレーすることなく「Fan Controlled Football」リーグを経て、カナダのトロント・アルゴノーツと契約。2023年にはCFLの年間最優秀新人賞(Most Outstanding Rookie)を受賞するまでに成長しました。
- 2024年:NFLドラフト5巡目でジェッツから指名を受ける。CFLでプレーした選手がNFLドラフトで指名されるのは25年ぶりの快挙。
- NFLでの実績:これまでに29試合に出場。スペシャルチームで503スナップ、ディフェンスで297スナップを記録。
現在、ジェッツでの3シーズン目を迎えているスティガーズ選手は、チームの守備の一角を担う存在として期待されています。今回の事態を受け、チームはリーグの医療プロトコルに基づき、必要な措置を講じながら今後の健康状態を注視していく見通しです。