タンパベイ・バッカニアーズの2度プロボウル選出を誇るディフェンシブタックル、ESPNが、球団にトレードを正式に要求した。契約延長に向けた交渉が停滞し、合意に至らなかったことが背景にある。Veaはトレード先として、自身のルーツに近いカリフォルニア州のチーム、またはラスベガス・レイダースへの加入を希望しているとされる。
契約交渉の決裂と現状の条件
Veaは2022年に締結した4年7,100万ドルの契約延長の最終年にあり、2026年シーズンは1,700万ドルの基本給(一部ソースでは1,800万ドルと記載)が設定されている。しかし、この金額は現在の市場価値を大きく下回っており、ジェフリー・シモンズの3,510万ドルといった市場最高額に届かないため、Vea側は昇給を求めていた。一方、バッカニアーズ側との話し合いは「どこにも進展しなかった(nowhere)」とソースは伝えている。
現在の契約にはトレード拒否権(no-trade clause)は含まれていないが、保証金が残っていないため、新たな契約延長を締結するには本人の同意が必要となる。Veaはトレードを要求したものの、ベテラン選手が報告義務を持つトレーニングキャンプには出頭する意向であると報じられている。
ラスベガス・レイダダースとの適合性と背景
Veaが希望先の一つに挙げているラスベガス・レイダースにとって、彼は極めて重要な補強候補となる。レイダースは2026年に3-4ディフェンスへの移行を予定しており、純粋なランストッパーとしてのノーズタックルを必要としている。現在はAdam Butlerや2024年7巡目指名のJonah Lauluらが陣にいるが、伝統的なノーズタックルの不足が課題となっている。
リーグ屈指の能力と市場価値
31歳となったVeaは、依然としてNFLトップクラスのインテリ어를維持している。過去3シーズンにおいて、ノーズタックルのポジションから60回以上のプレッシャーを記録したのは、Vea(65.6%のダブルチーム率でリーグ9位)とシンシナティのDexter Lawrence IIのみである。

直近のパフォーマンスにおいても、2024年にはキャリアハイとなる10回のタックルフォーロスと7つのサックを記録した。また、2025年シーズンは全17試合に出場し、51回のプレッシャーを生成。Pro Football Football Focus(PFF)のパスラッシュグレードでは、ノーズタックルを含むインテリドアライメントの中でリーグ12位の77.0をマークしている。
今後の展望と想定される移籍先
バッカニアーズは2025年に8勝9敗で終え、タイブレークによりカロライナ・パンサーズにNFC南地区のタイトルを逃すなど、リセットの時期を迎えている。球団のスタイルとしてスター選手の放出には消極的との見方もあるが、もしトレードが実現すれば、Veaの価値は先日ニューヨークからシンシナティへ移籍したDexter Lawrence IIに次ぐ水準になると予想される。

Veaの獲得候補として、前述のレイダースのほか、カリフォルニア州のチームや、インテリアの補強を急ぐジャクソンビル・ジャガーズなどが挙げられている。
Vita Veaの契約・実績概要
| プロジェクト | 詳しい |
|---|---|
| 年齢 / 体格 | 31歳 / 6フィート4インチ、347ポンド |
| 現在の契約 | 2022年締結の4年7,100万ドル(最終年) |
| 2026年に基本支給 | 1,700万ドル(保証金なし) |
| 主な実績 | プロボウル2回選出 |
| 2024年成績 | 7サック、10タックルフォーロス |