シアトル・マリナーズは現地時間8月11日、ニューヨークでのヤンキース戦に1-4で敗れ、今季ワーストとなる勝率.500から8ゲーム差の負け越しを記録しました。5連敗を喫したマリナーズは、打線がわずか3安打に封じられるなど、深刻な得点力不足に直面しています。
ヤンキース戦での投打の明暗
ニューヨークで行われたこの試合、マリナーズの先発右腕ブライアン・ウーは5回を投げて被安打3、無失点と好投しました。これはウーにとって2試合連続の無失点先発となります。しかし、マリナーズ打線はヤンキース先発のライアン・ウェザーズの前に沈黙。6回にランディ・アロザレーナがライトのショートポーチへソロ本塁打を放ち、一時1-0とリードを奪ったものの、これがチームにとってこの試合2本目のヒットに過ぎませんでした。ウェザーズは23イニング連続無失点という自己ベストの記録を更新していましたが、このアロザレーナの一発で記録は途絶えました。
一方のヤンキースは、7回に試合をひっくり返しました。マリナーズのリリーフ、マイケル・ラッカーに対し、ルイ・ガルシアJr.が二塁打を放ち、ジャズ・チザムJr.が続いてチャンスを拡大しました。その後、ルーキーのスペンサー・ジョーンズが四球を選び、満塁の場面でライアン・マクマホンが2点適時打を放ち、ヤンキースが2-1と逆転しました。さらにトレント・グリシャムがエドゥアルド・バザードから2点適時打を放ち、リードを広げました。
深刻化するマリナーズの打撃不振
この敗戦により、マリナーズは今季の成績を56勝64敗としました。直近の5試合で全敗を喫しており、過去7試合での総得点はわずか9点という極度の打撃不振に陥っています。この試合の安打はブレンダン・ドノバンとドム・カンゾーネによる内野安打と、アロザレーナの本塁打のわずか3本でした。また、一塁手のジョシュ・ネイラーは右の手首の痛みにより、この試合は欠場し休養をとりました。

ヤンキース側では、9回にジャズ・チザムJr.がカンゾーネの打球を処理しようとした際に体を揺さぶられる場面がありましたが、そのまま試合に出場し、その後は見事な守備を見せました。ヤンキースの救援陣も盤石で、ティム・ヒルが6回から登板して4打者全員を抑え、ブレント・ヘドリックが8回を完璧に封じ、デビッド・ベッドナーが27セーブ目を挙げました。
継投策を巡る判断と今後の展望
7回の守備において、リリーフにマイケル・ラッカーを起用した判断は、試合後の議論の的となりました。対戦相手の左打者2人、ガルシアJr.とチザムJr.が上位に控えていたため、本来であれば左腕のゲイブ・スパイアーの投入が検討されるべき場面でしたが、スパイアーは出場停止明けで、ベンチ入りしていたものの登板可能な状態ではなかったと報じられています。
マリナーズにとって、このニューヨークでの一戦は重要なロード9連戦の初戦でしたが、厳しいスタートとなりました。チームは現地時間8月12日、先発ブライス・ミラー(4勝6敗、防御率3.08)を立てて連敗脱出を図ります。対するヤンキースの先発はウィル・ウォーレン(8勝6敗、防御率4.18)が予定されています。