2026年8月22日のプレシーズン戦でフィラデルフィア・イーグルスを下したニューイングランド・ペイトリオッツは、若手選手の奮闘やロースター争いの行方が浮き彫りとなる内容を見せた。負傷者対応や第3ランニングバックの競争など、試合を通じて見えた課題と収穫が各メディアの報道で伝えられている。
ラン・ラリソンのパフォーマンス
ランニングバック争いをリードするラン・ラリソンの「泥臭い」パフォーマンス
ニューイングランド・ペイトリオッツの第3ランニングバックを巡る競争で、2年目のラン・ラリソンが大きなアピールを見せた。ハッサン・ハスキンスやルーキーのジャム・ミラーらとロースター枠を争う中、イーグルス戦では確かな存在感を放ったと伝えられている。
Vrabel, ニューイングランド・ペイトリオッツ
Vrabelは、ランは今夜確実に素晴らしいパフォーマンスを見せ、泥臭くてタフなプレーでいくつかの良い仕事をしたと述べている。また、第4ダウン・アンド・1の場面でスクリメージラインの後方でヒットを受けながらもファーストダウンをもぎ取る方法を見つけ、試合終盤にチームが必要としていた場面ではサードダウンで数人のタックルを振り切ることができたため、良い働きをしたと語っている。
同選手はタッチ数12回で合計74スクリメージヤードを記録し、第4ダウン・アンド・1の場面では背後からのタックルを受けながらもファーストダウンをもぎ取る勝負強さを見せた。また、試合終盤のサードダウンでも複数人のタックルを振り切るなど、レシーバーとしても3回のキャッチで41ヤードを稼ぐなどマルチな働きを披露している。
オフェンスラインの陣容
オフェンスラインの層の薄さとルーキーたちの挑戦
主力であるウィル・キャンベルやモーガン・モーゼスが休養をとる中、オフェンスラインの陣容には思わぬ試練が訪れた。試合のオープニングドライブで控えオフェンスラインのマーカス・ブライアントが足首の負傷により退場したことで、1巡指名の新人オフェンスタックルであるケレブ・ロムが第4四半期まで異例の長期出場(57スナップ)を強いられることになった。
ロムは試合中、パスブロックで3度のプレッシャーやサックを許す場面も見られたものの、ラインバッカーのタロン・ジャクソンを地面にねじ伏せるような激しいブロックも披露した。
ケレブ・ロム
ケレブ・ロム、ニューイングランド・ペイトリオッツ
ケレブ・ロムは、相手がそれを頻繁に行うため、1週間を通してその対策に取り組んだと述べ、試合の中でそれを見極め、チームが相手を捕捉するために必要だったコールを下すことができたのはごく自然なことだったと語っている。
アンディ・ボレガレス
キッカーのアンディ・ボレガレスの復調とディフェンス陣の課題
前週のプレシーズン戦で5本中2本のフィールドゴール失敗に終わっていたキッカーのアンディ・ボレガレスは、今試合で41ヤードのフィールドゴール成功を含むすべてのエクストラポイント(3本)を確実に決め、見事に立て直してみせた。キックの軌道にはまだわずかに左右へのズレが見られるものの、安定感を取り戻す兆しを見せている。

一方で、インサイドラインバッカーの層の薄さは依然としてチームの懸念材料として残る。ベテランのチャド・マムが2試合連続でタックルミスを犯した末に終盤負傷退場し、K.J. ブリットがスクリーンプレーでオーバーランを喫したほか、ドラフト外ルーキーのカリル・ジェイコブスも負傷に泣いた。こうした中で、6巡指名の新人LBナンディ・オビアゾールが第4ダウン・アンド・1の場面でTE E・J・ジェンキンスへのパスをカットする好守を見せ、バックアップ層に希望の光を灯している。