バルトゥンコワは試合後、自身の精神状態について次のように語った。
バルトゥンコワによる金星と試合の展開
ニコラ・バルトゥンコワは「何よりもまず、落ち着くことだけに集中しました。アリーナは素晴らしい選手です。彼女はレジェンドであり、グランドスラムチャンピオンですから。この試合に勝てたことを本当に嬉しく思っています」と語った。
バルトゥンコワは計4本のエースを記録し、サバレンカのサーブを計3回ブレークした。サバレンカは一度もブレークを奪えず、最後は自らのネットミスで敗戦が決まった。バルトゥンコワにとって今回の勝利は、以前に世界ランキング10位のベリンダ・ベンチッチを破った2026年の全豪オープン2回戦に続く、トップ10プレーヤーからの2度目の勝利となった。

第1・第2シードの早期敗退が意味するもの
サバレンカの敗退により、今大会は上位2シードが3回戦までに消滅するという、2015年以来の状況となった。前日には、全米オープン決勝でサバレンカを破り、世界ランキング1位の座を奪ったばかりのエレナ・リバキナが、世界118位のアリナ・チャラエワに敗れるという波乱が起きていた。サバレンカにとって、今シーズンは「サンシャイン・ダブル」(インディアンウェルズとマイアミ・オープンの連勝)を達成した3月以降、タイトルから遠ざかっている。2022年以来初めてグランドスラムのタイトルなしでシーズンを終えることが確定しており、コート上での感情制御に苦しむ場面が目立っている。また、北京での相性も芳しくなく、本大会のメインドロー出場5回において、一度も準々決勝を突破できていない。
次の対戦相手と大会の展望
番狂わせを演じたバルトゥンコワは、ベスト16進出を決め、次戦でオーストリアのシンヤ・クラウスと対戦する。その他、女子の部ではフレンチ・オープン優勝者のミラ・アンドレーワがダリア・スニグルとの4回戦に臨むほか、ウィンブルドン女王のリンダ・ノスコワがヴィクトリヤ・ゴルビッチを6-2、6-1で下し、エカテリーナ・アレクサンドロワとの4回戦へ駒を進めた。

一方、男子の部では安定した戦いが続いている。ダニエル・メドベージェフはフランシスコ・セルンドロを7-6 (7/4)、6-3で下し準決勝へ進出した。また、アレックス・デミノーはアンドレイ・ルブレフに対して1セットダウンから逆転し、1-6、6-2、6-3で勝利を収めた。フベルト・フルカチュもカレン・ハチャノフを破り、ベスト4入りを果たしている。なお、北京では別の500レベルのイベントも進行しており、全米オープン覇者のアレクサンダー・ズベレフとノバク・ジョコビッチによる準々決勝も予定されている。